都内某所のラブホテル。

ここには毎夜、性の悩みを持つ女の子が、治療のために通う診療所があった。

「お、お願いします……」

「どうぞおかけになって。じゃあ改めて、カメラに向かってお名前と年齢をお願いします」

促されるままカメラの前……ベッドに座った女の子は

「星空凛、19歳、です」

と名乗った。

ほぅ、と男から声が漏れた。それもそのはず、星空凛といえば一世を風靡したスクールアイドル、μ’sのメンバーの名前だからだ。

「それで、お悩みというのは?」

「最近彼氏ができて、その……えっち、したんですけど」

「うんうん」

「胸とか触られたり、キスしたりするのは気持ちいいんですけど、お股はなんか違うっていうか」

「なるほど?」

問診票を記入しながら男はペンで額を掻く。

「それで、SNSでここのことを知って、来ました」

「そうですか。わかりました」

目を瞑り悩む素振りを見せつつ男は思案する。

凛はその様子を不安そうに見つめながら、口をモゴモゴと動かしていた。

「?どうしました?」

「あっ、いえ、その……施術の様子とかSNSで見たんですけど、浮気にはならないです、よね?」

「それはもちろんです、星空さんが望まないのであればアドバイスだけで終わりますし」

その言葉にホッとしたのか、カメラの存在を忘れてボフッと仰向けに倒れ

「緊張したにゃ~」

と呑気に言葉を放った。

「それくらいリラックスしてもらえると有難いです。彼氏様とされるときも同じくらいリラックスできるといいのですが」

男は意に返すことなく問診票にサラサラと何かを書きながら凛に伝える。

「緊張などで身体が固まっていると、感度も下がりますし必要な分泌液も出にくくなるので痛みがつよくなります。もちろん体質もありますし良くほぐす相手でなければ星空さんのせいでもないのですが」

「う~ん、触られた時からヒリヒリしたりしたから緊張かにゃ~」

ふむ、と言いながら書き加え、男は問診票をテーブルに置いた。

「それでどうします?マッサージは受けますか?」

すると凛はビクッと反応して身体を起こし、少し悩んだあとに答えた。

「ち、ちょっとだけ、お願いしようかにゃ?」

「かしこまりました。ではそのままベッドに仰向けで寝転んでいただけますか?」

男は冷静な態度を崩すことなく、凛に近付いていき、カメラの前で彼女のスカートをめくる。

「では下着の上から施術させていただきますね」

「お、お願いします」

男はまず秘部の周りを指で円を描くようになぞると、肉厚な大陰唇全体を優しく両手で内側に寄せ、持ち上げるようにして揉んだ。

「んふっ、なんだかくすぐったいにゃ」

「そうですか」

そのまま緩急さえつけることなく続けていくと、しばらくして凛に変化があった。

「んっ、はっ、な、なんだか暑いにゃ、クーラー止まった……?」

「いえ、正常に稼働してますよ?寒いくらいです」

さらに少し力を加えると、凛はピクっと身体を震わせるようになった。

「はぅ、んっ、あっ、ひぅ」

「リラックスできているみたいですね、少しずつですが分泌液がでてきております」

「えっ!?そ、それは……下着汚したくないです」

「ではこれでやめますか?」

男はすぐさま手を引き、何事もないようにその場を離れようとする。しかし凛は

「ま、待って!まだして欲しい……です」

と言って自らパンツを脱いだ。カメラが露わになった局部を撮していることに気付いているはずなのに。

「わかりました、それでは再開させていただきますね」

直接とはいえやっていることは先程と変わっていないのにもかかわらず、凛の反応はさらによくなり甘い声が大きくなっていく。

「せ、先生、外ばかりじゃなくてちゃんと触って……下さい」

「わかりました、では失礼します」

「ふにゃっ……っ!」

男が大陰唇を離し、少し開いたスジを指でほとんど触れていない程度の力で優しくなぞると、凛は即座に反応して腰が浮いた。

(待って、これ気持ち良すぎる……っ!)

彼氏とのセックスでは、ただ痛みだけしか感じられなかった自分の性器が、別のものに変わったような、そんな感覚だった。

「はっ、んんっ、はぅ、みゅっ」

「あ、声は思い切り出してもらっていいですよ。それもリラックス効果がありますので」

「あぁんっ!」

男がそう言いながら特に刺激の強い陰核を包皮の上から優しく撫でると、凛も込み上げる欲望のまま大きな声を上げる。

そのまま包皮を摘み、陰核を露呈させ、唾をつけた指で優しく右回りになぞった。

「ふみゃっ!先生、そこっ、あんっ!き、気持ちいいですっ」

「そうですか、あとで書き加えておきますね」

事務的な態度を崩さず、片手で大陰唇を開いてもう片方の手で陰核を攻め続け、たまに小陰唇を左右に揺らし手に愛液を付け直す。

その度に凛の身体はビクビクと跳ねて、時に仰け反り、甘い声はいつしか獣の雄叫びのような、大きなものに変わっていった。

「ふーっ、ふーっ」

「おや、疲れてしまいましたか?この辺りで終わっても問題は無いかと思いますが」

(えっ、でも中がジンジンしてて、そこも触って欲しいのに……)

凛は悩んだ。これ以上は浮気になるのではないかと。けれど、これは施術であり治療であると自分に言い聞かせる。

「な、中も、お願いします……」