扉を開けて、おお、と声をかけられた際、片手を上げて笑みを浮かべることで挨拶とした。
「遅かったですね佐竹さん。さあどうぞ、もう始まってますよ」
でっぷり太った裸の男が迎え入れる。
佐竹は室内に足を踏み入れ、奥にあるベッドを確認した。
言われた通り、すでに始まっているらしい。
裸の女の子が大きく股を開いて座り、背後に陣取った筋肉質な大男が腕を伸ばして、膣に三本の指を挿入しており、ぐちょぐちょと掻き回されて愛液をこぼしている。
太った男と同じく、佐竹は頬をだらしなく緩ませて、いそいそとネクタイを外し始めた。
「すっかり準備万端ですね」
「いやいや、すみませんな。遅れると聞いていたものですから先に始めまして」
「いえいえ。遅れた私が悪いんですから気にしないでください」
筋肉質な大男が膣から指を抜き取り、両手でヴァギナを開いて佐竹に見せた。恥じる様子もなく次々服を脱いでいく佐竹はゆっくりと近付く。
「佐竹さん、どうです? 駆け付け一杯ならぬ駆け付け一発ってことで」
「いいんですか? お二人、まだ使ってないみたいですけど」
「いいんですよ。我々は先に色々楽しませてもらいましたから」
「喉まで突っ込んで飲んでもらいましたからね。太田さんなんかほら、アナルで中に出しちゃって」
大男の手が少女のアナルに手をかける。二本の指で横へ広げると、中から漏れ出てくる精液が確認できた。コンドームも使わず直接挿入したらしい。
太田と呼ばれた太った男が自らのペニスを手で握り、下を向いていたそれを上下に擦りながら朗らかに笑う。
「いやぁ、やはり尻の方が締まりがいいものでね。私はこっちの方が好きですよ。この子もすっかりケツで感じるようになって、覚えさせた甲斐があったってものです」
「自分もイラマで一発イッたんで、佐竹さんが来たら一発目を注ぎ込んでもらおうって話してたんです。このままどうぞ」
大男が再びヴァギナを広げる。
すっかり服を脱ぎ終えた佐竹は全裸になり、いきり立つペニスを自ら撫でて、ベッドの縁で固定された少女の股の間に入る。
ペニスを支えて膣の入り口に押し当て、顔を見て笑いかけた。
「じゃあ遠慮なく。桜ちゃん、濃厚なやつを奥に出してあげるからね」
そう言って、赤らんだ顔で呆然とする間桐桜の膣にペニスを押し込み、力を入れて子宮口に亀頭を叩きつけた。
桜は高い声を発し、辛そうな顔をしながらも頬を紅潮させ、小刻みに腰を揺らし始める。
「おおっ、すごい締め付けだ。気をつけないとすぐ出てしまいそうだ」
「別にいいんですよ佐竹さん。出した後で腰を振るのもいいもんですから。二回連続でどうです?」
「それもいいですが、せっかくなら長く楽しみたいですからねぇ。お二人にはもうちょっと待ってもらいますよ」
「どうぞどうぞ。穴はそこだけじゃありませんし」
佐竹が腰を振って膣を専有する。
その間、筋肉質な大男は桜の口に指を突っ込み、嬌声を漏らす彼女に自分の指を舐めさせ、いそいそと移動した太田は横から手を伸ばして大きな乳房を掴んだ。佐竹のピストンで激しく揺れる胸に指をうずめ、ぐにぐにと力を入れて揉み、片手は自身のペニスを扱いている。
桜はされるがままで、抵抗せずに受け入れている。
中空を眺めるような目に生気はないが、嬌声であろうという反応はあった。人形のような表情とは裏腹に声を出し、体は自ら快楽を求めるかのように腰を動かしている。佐竹のペニスを挿入されて喜び、彼を射精させようとするかのように膣内はぐねぐね動いてひだが絡みついていた。
男をよく知っている、男をイカせるために生きているのではないか、とさえ思うほどの名器だった。柔らかく受け入れるのだがきつく締め付け、引き抜く動きに苦労するほど吸いついてきて、じゅぽっと卑猥な音を鳴らした。
「よしよし。どうだい桜ちゃん? 満足そうだね」
「まったくいやらしい娘だ。ここに何本銜え込んだんだろうなぁ」
「まあ、この胸と顔ですからね。そりゃあ声をかけられれば誰でも無視はできませんよ」
「おまけに本人も男好きときたら」
「毎日食べ放題ですなぁ」
口々に言いながら桜の体に触れ、思うように弄る。手慣れていて、彼女の痴態も見慣れている様子だった。それでも興奮するのはよほど彼女の体を気に入っているからだろう。
「太田さん、アナルに入れませんか?」
「おや、いいんですか?」
「ええ。せっかくなんで後ろから前から突いてやりましょう。今までその経験はなかったし。手島さんも口に突っ込んではどうですか?」
「いいですね。じゃあせっかくなんで三人同時に」
そう言って佐竹が一旦膣からペニスを抜き、三人がかりで桜の体を動かして態勢を整えた。
ベッドに寝そべった佐竹の上に桜が乗せられ、騎乗位で膣にペニスを挿入して、ずぶずぶとゆっくり沈めていった後、ベッドの上にしゃがんだ筋肉質な男、手島が桜の髪を掴んで、口の中にペニスをぐいっと押し込んでいく。慣れた様子で彼女がじゅぽじゅぽ鳴らしてペニスに吸いつき、喉まで押し込まれてわずかにせき込む頃、太田が上体を倒した桜の尻に近付き、割れ目を手で広げると、すでに精液を垂らしているアナルへペニスを突っ込み、桜がくぐもった声を漏らした。
ヴァギナとアナルと口、三本同時にペニスを銜え込み、余裕のない様子で桜は苦しげな声を発する。
男たちは彼女を気遣うつもりもなく好き勝手に動いており、確実に桜を感じさせているのも事実であった。
「おおぉ、吸いつく」
「おら、もっと舌絡めろ」
「おーほほ、やっぱりアナルは締まりが違いますな。ちんぽがねじ切られそうだ」
「ごっ、えおっ、おえっ……!?」
桜は悲鳴にも似た、しかしはっきり発音することもできない声を漏らし、体を揺さぶられ、三か所を同時に刺激される。
手島が腰を振り、喉の奥までペニスを押し込んできて、アナルに挿入した太田はおもむろにピストンを開始し、佐竹のために尻を掴んでわざと彼女の体を揺り動かす。
体内で二本のペニスが動いて、喉に詰まるように亀頭が迫ってくる。
苦しく、自我を削られて、一方で気持ちいいと感じてしまう。そんな自分への自己嫌悪は、すでに摩耗して忘れてしまった。今は何も考えていない。
幸福とも不幸とも思わず、桜はただ事実を受け入れ、ある意味それは逃避でもあったが、自慰のための道具のように扱われながらも逃げ出そうとはしなかった。
やがて参加したばかりの佐竹がうっと声を出した。
ああ、出すんだな、と認識した桜は何も感じず、イラマチオで涙を流しながら受け入れる。
「よし、そろそろイクぞ。あぁ、出る……」
「うっ、うっ、うごえっ――!」
同じタイミングで腰を振っていた手島が、大きなペニスが喉に当たるまで押し込んで動きを止めた。桜は今にも吐き出しそうに体を震わせるのだが、頭を押さえる手島によって出すことができない。
佐竹が射精して膣内に精液を吐き出す。太田が桜の肩を掴み、ぐっと下へ押さえつけて、奥まで注ぎ込もうとした。
「おおっ、よし、よし……ふぅ」
「んふー、んふー、んん……」
一瞬の静寂。
びゅくびゅくと律動し、吐き出された精液を体内に感じる。熱くて濃厚で、どろりとした感触までわかるようで、しかし気持ち悪いとは思わなかった。もうすっかり慣れていたし、それを体内に取り込むことが自分の役目だと言い聞かされている。そういうものだ、と思うようになっていた。
佐竹が射精した。だからといって終わるわけではない。
彼のペニスを膣内に残したまま、再び太田のペニスがアナルをほじくり始めて、喉に触れさせたままだった手島のペニスが出し入れされる。
「いやーよかった。流石桜ちゃんだ。いいおまんこだったよ」
「まだまだですよ佐竹さん。このまま二発目もイってしまいましょう」
「そうですね。私も、まだ若い者には負けませんよ」
「そうそう、その意気です。では私も……うっ」
太田がアナルの中に射精する。今日はこれで二度目だ。
手島は散々喉を使った後、射精する瞬間、乱暴に口から引き抜いて顔にかけた。他の二人にかかるかも、なんて考えはまるでないらしい。桜の顔はどろりとしたザーメンで汚された。
男の精を絞り取ってこい。
そう命令されて、兄が相手を用意した。いまだに名前を覚えていない、どこぞの三人。いつも集団で桜の体を苛め抜くことを好んでいる。
中出しされるのは当然。玩具を使って一晩中責められたこともあるし、ホテルで犯されるのが基本だが時には野外へ連れ出されることもあった。道行く青年に裸で歩いているところを見られてしまい、まんこにちんぽを突っ込むように言われて見知らぬ男とそのまま外でセックスしたこともある。
この日も同じだった。何時間も彼らに抱かれて、いつものことだ。
顔には何度となく精液をかけられてどろどろになり、妊娠を恐れず中出しされ、初めて全員にアナルへ挿入され、もう出ないという頃になればぐったりする彼女へ小便をかけた。
桜は一度も悲鳴を上げず、不満を口にせず、人形のように黙り込んでずっと中空を眺めていた。
行為を終えた三人が身だしなみを整えて部屋を出て行った後も、彼女はベッドの上でぐったりしたまま動かず、そうなのだろうと知って部屋を掃除しに来た男が彼女にシャワーを浴びさせ、そのまま浴室で彼女のヴァギナにペニスを突っ込んだのだ。
FIN
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