炭治郎「カナヲー」
カナヲ「炭治郎」
炭治郎「目は大丈夫?」
カナヲ「うん。全然見えないわけじゃないんだよ」
炭治郎「ほんと?」
カナヲ「うん。こうすると、炭治郎の顔もちゃんと見える」

桜の木の下でカナヲと二人。カナヲは俺の頬に両手を添えて顔を近づける。彼岸朱眼で酷使した目が痛々しい。それでもこうして顔を寄せると、俺の顔がきちんと分かるらしい。じっと目を合わせる。

カナヲ「ねぇ、炭治郎」
炭治郎「ん?」
カナヲ「精一杯力を合わせて皆の願いは叶ったよ。でも大勢の人の命が失われた。その人達の意志を気持ちを、大切にして、繋いでいくために。私達は子作りをしないといけないと思うの」
炭治郎「え?」
カナヲ「炭治郎の子供を産みたい」

そういうとカナヲは俺と唇を合わせた。柔らかく優しい感触で口を塞がれる。舌が侵入してきたことに一瞬驚いたけれど、俺はすぐに舌を絡めてカナヲの気持ちに応える。

カナヲ「ぴちゅっ、ちゅ、……ぱちゅっ、……れろっ……つぷぷっ……ちゅる、ちゅ」
炭治郎「ちゅぱ、……ぴちゅ、んんっ……ぺろろっ……」
カナヲ「良いでしょう、炭治郎?」
炭治郎「あ、ああ…」

カナヲは俺を椅子に座らせる。花見用にって禰豆子が買ってきたものだ。手があまり動かない俺に代わってカナヲが俺の入院服を脱がせる。手足はまだ完治していないし後遺症も残る。けれどもおはせは十全だった。カナヲの息遣いが近くにあるだけで、むくむくと元気になる。

カナヲ「入れるね」
炭治郎「いきなり!」
カナヲ「だって、炭治郎の子供が欲しいんだもの」

カナヲは入院服の下だけ脱いで俺に抱きつく。座っている俺の上に腰を落としてほとでおはせを受け入れる。

カナヲ「……ん、んん!…」
炭治郎「あ、ああ!…」
カナヲ「炭治郎の……おっきくて……す、すごい……」
炭治郎「カナヲも、……ぐちゅぐちゅで……締め付けてきて……ああ!…」
カナヲ「お、奥まで……、た、炭治郎が……ああ!………
炭治郎「か、カナヲ……き、気持ち良い……」

俺たちはしばらく抱き合ったままだった。このままじっとしているだけで、カナヲの体温と心臓の鼓動が感じられる。生きていると実感できる。おはせもカナヲの中で脈打つ。動かなくても萎える気配はない。それどころかカナヲのほとが脈うって穏やかな快感をくれる。