「今日なんか妙に暑くないか?」

「さぁな、俺にわかるわけがねぇだろ」

「そりゃそうか」

季節は秋。夜は冷えるくらいのはずなのに、妙に体が火照る。背負っている相棒に訊いてもわからないし、俺の体調の問題だろうか?今日の自主練習、集中しすぎた時の汗で体を冷やしすぎたのかもしれない。今日はルイズが王宮からの呼び出しで不在だし、もう寝ちまうか。

俺用にとあてがわれた部屋に入り、真っ直ぐベッドへと向かう。相棒はベッド横に立てかけ、俺は体の力を抜いてベッドへと倒れこんだ。…わりと寝つきはいい方だと
自覚しているんだけど…今日はちょっとすぐには寝られそうにない。なんだかムズムズする。主に…下の方が。

「いつもあんな状況だしなぁ。俺は人間じゃねぇし、気にせずしろよ」

相棒は何でもお見通しだな。若干の気恥ずかしさは感じるが、理解があるのは非常にありがたい。俺だって年頃の健全男子。溜まるものは溜まるのに、夜は常に誰かが仕掛けてくるから、実は最近少し困っていたんだよな。
つうか絶世の美少女たちに囲まれ、あんなことやこんなことされて、勃たない奴はいないのに、みんな無防備過ぎるんだよな…。下半身に視線を向けられていたら、社会的に結構ヤバかった時もあったし…もしかして、襲われないって確信でもあるのか?

「いかんいかん、なんか余計なこと考えて自分で自分を追い詰めるところだった」

デルフリンガーのお言葉に甘え、俺はいそいそと支度を始める。久しぶりに訪れた俺の好機をムスコも喜んでいるようで、すでに準備万端。いや、それどころか臨戦態勢…はしゃぎすぎだろう。

「サイトさん」

「うわぁぁ?!しししシエスタぁ?!」

いつの間に部屋に入ってきたのか、背後にはキッチンでまだ仕事をしていたはずのシエスタが立っていた。
俺は咄嗟にむき出しの下半身を隠そうとシーツを手繰り寄せるが、その前に顔全体が柔らかいものに覆われ、体がベッドに沈み混む。

「そろそろ薬が効く頃だと思いました。あぁ…想像以上です」

く、苦しい…!俺は息ができない天国のような苦しみから若干惜しい気持ちもありつつ身をよじって脱出を試みる。
が、さらに顔面に圧力をかけられたことと、するりとむき出しのムスコが柔らかい布地と弾力に撫でられたことで動きが鈍る。

「むぐ!うぶぶぅ!」

「サイトさん、今夜はこの屋敷に私とあなた、二人しかいないんですよ?こんな好機、逃すわけないじゃないですか」

シエスタはそのまま、ゆったりと上へ下へと俺に自分の体を擦り付けるように動き出す。その動きのおかげで俺はなんとか鼻呼吸ができる隙ができたが、それでも酸素が足りない。なんとか意識を保っているのが精一杯だ。
そしてもっとヤバイのが、下半身の方。俺の足の間に彼女の太ももが割って入り、上下の動きにつられてモノが彼女の服に擦られ、少しずつ成長していく。

「ふふ、サイトさん気持ちイイですか?」

確かにイイ。自分の右手で致す時とは違って予測ができない動きは、身構える隙がなく、一つ一つの刺激をダイレクトに受けてしまう。でもだからこそのもどかしさもあり、ゆるすぎて熱を吐き出すには到底至らない。

「あ、うぶっ、んん!」

「はぁ…私も、そろそろ熱くなってきちゃいました…♡」

死因がシエスタの胸による窒息になりかけたところで、ようやく彼女の谷間から完全に解放され、俺は足りなかった酸素を必死に補給する。…って、なんでこんな軽い酸欠ごときでこんなに体が動かないんだ…?!さっきシエスタが薬どうこうって言っていた気がするし、まさかーー

「お気づきになりました?…そう、さっきの晩ごはんにちょっと特別なお薬を混ぜ込ませていただきました」

ニッコリと微笑みかけてくる笑顔はいつもどおり可愛らしいが、どこか色っぽい雰囲気も漂っていて、俺の無意識に生唾をゴクリと嚥下した。
さっきまで彼女が身にまとっていたメイド服はどこにも姿がなく、残っているのはたわわなバストと秘部を守る下着のみ。外気にさらされた彼女の白いなめらかそうな肌が月明かりに照らされ、まるで彼女自身が光を放っているようにも見える。

「シエス「安心してください。今回のはただの媚薬です。以前、惚れ薬を使うことはためらいましたが、今回はサイトさんの内にある性をちょっと引き出すだけなので、問題ありませんよね?」

いやいやいや!大ありだよ?!っと通常の思考が働いていたら、間違いなく大声でツッコミをしていたが、今は頭も下半身も爆発しそうなほどの熱にクラクラして、ゆっくりと落とされていく肩紐を凝視することしかできなかった。

「もう私…焦らしていられるほど余裕がないです…♡」

いつもだったら慌てて顔を反らして視界から外すところなのに、彼女の胸の頂がさらされるところから、ゆっくり顔が近づき俺の唇と重なるところまで視線をはずせなかった。近づき過ぎて今彼女がどんな表情で、どんな思いで、こんなことをしているのかわからないが、差し込まれたシエスタの温かな舌に思考も舌も持ってしまう。

ぐちゅ…ちゅぅ、じゅ、じゅるる

ドンドン激しくなっていく水音。さっき中途半端に煽られた熱が俺の中をぐるぐると駆け巡る。
この熱を早く吐き出したい。こんな、生ぬるい愛撫じゃ足りない…!
俺はキスに夢中になっている彼女の両肩を掴み、力任せに体を反転させてベッドにその細い体を押さえつける。
そして、口内に侵入していた彼女の舌を押し戻した勢いのまま彼女の中を蹂躙する。

ぢゅぶ!ぢゅぅうう…ぐぽっ!

「っんぁ、っや♡待って…!」

何か物言いたげな声が聞こえた気がするが知ったことない。俺はさっき彼女にやられたことをお返しするように、自分の股間を彼女の下着に押し当てながら上下に擦る。

ずる、ぬちゃ…しゅ、ぺちゃ…

「んん…!」

すでに臨戦態勢が整っていた俺のモノからは先走りが溢れだしており、あっという間に彼女の薄い下着を濡らす。

ぐちゅ、ぐちゅ、ずる、ず、ず、じゅ、にゅっちゃ!

「はぁ、ふ、は、はぁ…っ、」

「あ、ん♡ふぅ、あぁぁ…っ♡」

下から響く擦れる音は粘度が増し、つるりとしていた接面が徐々にその下の秘部の形を捉えていく。
今俺の胸板に押し潰されている弾力とはまた違う、やわらかな丘陵が俺のモノを包み、プクリと僅かに盛り上がる突起物を掠めるために二人とも上ずった声をあげる。
もどかしい。こうやって好きに動いているのに、足りない、足りない。
なかなか吐き出せない熱に苛立ちを覚え始め、俺はキスをやめて下半身を擦り付ける動作に全神経を向ける。

ぬぢゅ!ず、べぢゅ!ぐぢゅ、ぐちゅっ!

「あ゛、ん♡んっっっ♡!」

二人分の体液を吸った下着はほぼ本来の意味を果たしていない。少し角度をつけて上に向かって突き上げると双丘が左右に割れて少し亀頭が埋もれる。俺の欲を満たす、奥へと繋がる入口がここにある。全部、全部この中に入れたい…!

熱で暴走している下半身を必死の思いで浮かせ、俺は邪魔な布切れを無理やり剥がしにかかった。途中、バタバタと遮ろうとするものがあったが大した妨害にはならず、目的はすぐに達した。

「あ、サイト、さん!ダメ、まだ準備が…ひ、広げちゃイヤ…っ!」

準備?こんなにぬらぬらと妖しく光らせ俺を誘っておいて?そんなのもうとっくに整っているだろ。
さっきの行為でぐちゃぐちゃになっているモノ同士が今度は何の隔たりもなく直にふれあう。そして、さっき布越しにやった腰の動きをそのまま再現すると、ぷつっと僅かに先端が呑み込まれる。後はもう、腰を押し進めるだけだ。

にゅちゅ、ぷ、ぐぢゅ!ぶちゅっ!
「はっ、はぁ!っはぁ…!」
「うぅ、んん♡!っあ!」

亀頭が入った後がなかなか進まない。っなんでだよ!早く、挿れさせろよ!
俺はグリグリと埋まった部分を起点に、接合部を無茶苦茶に掻き回す。

にゅぢゅ!ぶにゅ、ずずずずずずっ!
「あっ、ダメ、う゛、ああああああああ゛っ♡!」

やっと、全部、入った…!
温かい壁が俺のモノをきゅうきゅうと締め上げてくる。油断をすると抜け出せずにすぐ達してしまいそうだ。
俺は最後の気力で振り絞り、納めたばかりのモノを全部引き抜いて…一気にそのナカを貫いた。

っバチュン!
「っお゛♡お゛お゛♡お゛ぉん♡!」

ばちゅ!ばちゅ!ばちゅん!
「あ゛、う゛ぅ、あ゛ぁ!」

「も、で、る!でるでるでる…っ!!」
ごちゅ、ゴリッ、びゅるるるるっ!!
「あ゛♡お゛♡ん、ぐ、ぉあ゛あ゛ーーっ♡!」

ブジュッ!っと接合部から様々な汁が吹き出し飛び散り、体の中に渦巻いていた熱やナニやらが放出されて、一気に力が抜けていく。入れたままのブツから伝わってくる快楽の余韻や熱が心地よくて、俺はフラりとそのままうつ伏せになった。
あぁ気持ちイイ…なんだかよくわからない小さな痛みが胸の奥にある気がするけど、そんなことより、もう疲れた…眠い…。
うつ伏した先にあった、しっとりしたやわらかな弾力が俺の両頬を優しく包んでくれ、俺が今感じている心地よさも痛みも全部受け止めてくれている気がして、ゆっくり下りてくる瞼に抗うことなく、俺は意識を手放した。

「だいじょーぶ…起きたら全部、忘れているから…」

自身の胸元でスヤスヤと幼い寝息をたてている少年の頭を優しく撫でながら、少女は様々な感情を押し殺して優しく頬笑む。
その様子から全てを察した古びた剣は、少女が静かに二人の過ごした痕跡を消していく作業を黙って見届けた。

FIN