ナミは酒場で噂話を聞いた。
誰も近づかない絶海の孤島に金銀財宝が眠っているらしい。
しかし、島には番人がいて男は殺され女は犯された挙句動物を使った残酷リョナ刑に遭うという噂があり、海賊もこの孤島には近寄らない。
小声で話す男二人に、ナミは口を挟んだ。

「その番人を実際に見た人はいるの?」
「え?」

突然隣から口を出されて驚いたが、キュートでセクシーなナミを見ると、男は淫らな笑顔で答えた。

「生きて帰ったヤツはいないから」
「噂でしょ」
「今までも噂だろってバカにした海賊が二度と帰って来なかったらしい」

ナミはほくそ笑む。

「ありがとう。いい話を聞いたわ」
「行くのか?」
「女は度胸よ」
「やめたほうがいいぞ。君はとびきりに可愛いし色っぽい。捕まったら何をされるかわからない」
「大丈夫。あたし、スリルは嫌いじゃないから」

オレンジ色の髪がよく似合う。
タンクトップだから豊かな胸が強調され、自然とオッパイに目が行ってしまう。
短パンのナミは健康的な美脚を惜しみなく披露する。

「君、命あってのナントカだ。そんな危険な冒険よりも俺たちと遊ばねえか」
「じゃあ、一緒に孤島に行く?」ナミは意地悪な笑顔で聞く。
「遠慮しとくよ。男は用なしとばかりあっさり殺されるらしい」
「そう、じゃあね」

満面笑顔のナミは独り言が口から出てしまう。

「くっくっく。あたしが金銀財宝を独り占めにしちゃおう。番人なんてどうせ噂話に決まってるんだから」

善は急げだ。冒険心旺盛で度胸満点のナミは単身で絶海の孤島へ乗り込んだ。

島に入り、少し歩くと、怪しい二人の男が現れた。
見るからに荒っぽそうで、屈強な男だ。
普通の女子なら怯えるところだが、もっと恐ろしい巨漢と何度も闘ってきたナミにとっては、驚く相手ではない。

「女」
「何?」ナミが笑顔で聞く。「もしかしてあんたが番人?」
「番人?」
「まあそんなところだ。俺たちは追い剥ぎだ。身ぐるみ剥がすぜ」
「あたしは忙しいのよ。どきなさい」
「ほう、なかなかいい度胸してるじゃねえか」
「何であんたたちと会話するのに度胸がいるの?」