あら、どうしたの?そんなに慌てて…。
え?さっきネルセンの試練をクリアして『マルティナと幸せになりたい』と伝えたのに、叶えられなかった?

…………。

うふふ、幸せわね、自分で掴むものよ。誰かに叶えてもらうものじゃないわ。
そんなことを願うくらいなら、イシの村で待ってくれているエマちゃんに早くプロポーズしなさい。もちろん、自分でね。
でも、その気持ちだけはお礼を言うわ。ありがとう。あなたもすっかり、結婚とかを意識するような歳になったのね。
背も手もこんなに大きくなって…赤ん坊のころは小さかったのに。でも、まだまだ子どもみたいなところもあるのね。

さぁこの話は終わり。明日も世界中を巡るんでしょ?なら、今日はそろそろ休みましょう?
おやすみなさい。

ーーーーそして夜が明けた。

ふわぁ…あぁ、お、おはよう。
ぐっすり眠れたかしら?私?え、えぇしっかり寝たわ。深夜ベッドにいなかったのは、寝る前にちょっと身体を動かしていただけよ。
…そんなに私の顔をまじまじと見て、どうしたの?歯の間に、髪の毛?あ、あぁ!寝てる間に自分の髪の毛が口に入っちゃったのかしら。
教えてくれてありがとう。ちょっと鏡見てくるわね。

……お待たせ。それじゃあ行きましょう。