溜まってきた旅の疲れを癒そうと有名な温泉のある島へとやってきた騎空団一行。

しかし入る温泉を決められずに悩んでいたクビラに付き合っている間に団員は各自気になった温泉やサウナ、酒場や飯場へと散ってしまっていた。

残された2人は夕方になりようやく決まった施設へと向かったが、受付で思いもよらない事を言われてしまう。

「この時間からですと宿泊していただかないと……」

目に見えて落胆するクビラと申し訳なさそうに頭を下げる受付のお姉さんを見た団長は、強く頷いた。

「じゃあ泊まります!」

「えぇっ!?」

「えーと、今一室しか空いていませんが……」

「構いません!」

「ええぇっ!?」

こうして2人同じ部屋に入り、いそいそとお風呂の準備をした。

部屋を出て長い廊下を歩き、男性と女性で分かれている脱衣場でそれぞれが服を脱ぎ、まずは身体を流してから室内の温泉をお互い楽しんだあと、偶然にも同じタイミングで室外の温泉へと向かう。

「あれっ!?」

混浴とは知らずに。

クビラは慌てて隠そうと腕を内側へと引き込んだが、団長の目にはばっちりと映っていた。

褐色の肌に生える薄桃色の乳首。
大きな槍を振り回す割に細い腕。
引き締まった腹筋。
身長に見合わない程の、それでいて重力を感じさせない大きな胸。
毛が生えていない光を反射する股間。
ムチッとした太もも、掴みがいのありそうなお尻。

全てが奇跡の産物かのような美しさを持っていて、顔を赤らめるクビラの顔が可愛らしさを、愛おしさを足した。

ムクムクと団長の下半身が熱を帯びる。

これはまずいと感じた団長は、混乱したまま湯に浸かると

「と、とりあえず温泉楽しもう?」

と、入浴を促した。

「う、うん」

続いてクビラも湯に入った。しかし団長と同じく混乱していたクビラはそれなりに広い湯船にも関わらず団長と肩が触れ合うほどの至近距離に座ってしまった。

「あのー」

「う、うん?なにかな?あー、気持ちいいー」

誤魔化すように両腕を前に出して伸びをする。

もちろんその動作のせいで乳首は丸見えだ。

必死で我慢をする団長。

対してもう見られてもいいと開き直ったクビラは両腕をゆっくりと下ろした。

左腕を団長の腿に乗せリラックスしている。

「うん?なんだろこれ?」

クビラは自分の指先に触れる何やら不思議な感触のするものをおもむろに掴んだ。

「なんだか不思議ー!硬いのに柔らかい!ねぇねぇ団長も触ってみ……よ……?」

団長の顔を見ると何かを堪えるような表情を浮かべていて、何を掴んでいたのか察したクビラは慌てて手を離した。

しかしもう遅かった。