「ひぃ……んぁ……ッ」
うっすらと灯るホテルの照明が艶やかな彼女の体を浮かび上がらせていた。シャツとアンダーウェアはソファの上に放り投げられていて、スカートもベットの脇に落ちている。
上の下着はホックが外れているものの、まだ彼女の豊富な胸の一部を覆い包んでいるが、下の下着はスカートやタイツと同じように既に彼女の体から離れていた。
八神はやては、さっきまであったはずの酔った感覚が全部抜け落ちたのではないかと思えるほど、意識がはっきりとしていた。汗の中に強烈な女の匂いが混ざっていて部屋に立ち込めている。
下半身の感覚が今まで味わったことのない快楽の波によってかき消されているように思えた。
途方もない責めに見舞われた彼女は、普段の管理局で見せるような凛々しさなどなく、だらしなく口を開き涎や涙を垂れ流したままベッド上に横たわっていた。意識ははっきりとしているのに視界には霞がかかっているようでパチパチとした白い光が端に煌めいている。
すでに剥ぎ取られた下半身の秘部は、吹き出した潮と体液によってドロドロになっていて、耐えるために足や手で見出したベットシーツはぐしゃぐしゃに乱れていた。
「何をへたってるんですか?隊長が誘ったんですよ、しっかりしてください」
脇に腰を下ろしたまま、青年は崩したシャツのボタンを外し、やや呆れたように痴態を晒す上官にそんな言葉を漏らした。
始まりは些細なことだ。
長いこと彼女の副官として勤めてきた青年は、仕事終わりにはやてから夜の食事に誘われた。食事の中、明日は休暇ということで酒が進んでいった彼女は、「私にかかれば君なんてベッドの上でヒーヒー言わせられるんやからな」と挑発めいたことを言い出したのだ。
最初は青年も、あぁまたはやての悪酒癖が出たな、と適当に流していたが度胸がないだとか、経験がないからビビってるだとか、こちらが下手に出ているのをいいことに散々と食いついて来たのだ。
仕事の関係とは言え、青年も立派な男性。それにスタイルや容姿でも管理局のトップレベルである八神はやてにそんな挑発をされたら我慢できることにも限界があった。