スクールアイドルフェスティバルを控えた前夜のことである。

「これからも」
「よろしくね」

 高咲侑は上原歩夢との絆を取り戻すことができた。 
 胸に秘めた思いを伝えたことで、侑の胸のつかえはすっかり取れてしまったようだ。
 歩夢の前で初めて弾いたピアノは確かに気恥ずかしかったけど、それはそれで嬉しかった。
 ある意味で侑はハイだったのだ。
 わざわざ歩夢を見送りにマンションの下まで見送りに行ってしまうほどに。

「じゃあ、また明日ね侑ちゃん」
「うん、歩夢も。また明日」

 後ろ髪を引かれながら、侑は歩夢を見送った。
 それでも、再びマンションのエレベータの前に立つ頃には、気持ちはすっかり明日のフェスに飛んでいた。

(きっと明日の歩夢のステージはきっと良いものになるだろうな……。楽しみだなあ)

 エレベーターが昇っていくごとに、侑の気持ちもどんどん上がっていくような気がした。
 しかし、ウキウキとした気分でエレベータから降りた瞬間、侑の意識はそこで途切れる。
 次に目が覚めた時、侑は口の圧迫感と下腹部の奇妙な違和感を覚えていた。

「う~~~っ!? うぅ~」
「んっ? もう目が覚めたのか。おはよう、侑ちゃん」

 侑の視線の先には、見たこともない髭面の男が侑の下腹部を弄っていた。
 強烈な嫌悪感から声を上げようとするのだが、どうやら口に何かの布を突っ込まれているのか、声を出すことができなかった。
 吐きだそうとするのだが、口いっぱいに押し込まれており、そう簡単に吐き出すことができなかった。
 
「うぅっ!」
「ん? ああ、もっと弄ってほしいんだな、わかったよ」

 侑の反応を男は全く別の意味にとったらしく、侑の膣内を強めにかき回した。
 これまで感じたことのない、衝撃に侑の腰は激しく動いてしまう。
 
「ん~~っ、んんっ」
「侑ちゃんは、Gスポットが弱めみたいだな。それに、クリを弄られると――」
「ん゛……んん゛っ! うぅっ!」

 男は侑の膣内を押し込むようにしながら、充血した尖りを舐めてきた。
 初めて感じた快感に、侑は頭が真っ白になりそうだった。
 口が塞がれているおかげで、嬌声を上げずに済んだのは、逆に助かったのかもしれない。
 そうは思ってしまうくらいには、下半身が蕩け具合がおかしかった。

「――こうなるんだよな。まあ、一時間くらいずっと弄ってるから当然かもしれんけど」
「んんっむんっ?」
「そう、浮かれてるから隙だらけだったよ。後ろから殴って気を失わせて、こうして屋上に連れ出しったって訳」

 ようやく今の状況が少し分かって、少しだけ安心する侑。
 だが、その一方で最悪の危機にあることも分かり、暗澹たる思いに捕らわれるのだった。