月明かりが差し込む薄暗い部屋で、わずかな音がよく響いた。
 じゅぽじゅぽ。口の端から漏れるように聞こえて、唾液が沸いてくる。パンパンに膨らんだ亀頭を口の中に迎え入れて、唇をすぼめてゆっくり頭を動かし、音が鳴るように吸いついている。
 ため息が出る快感だった。熱くなった息が吐き出され、思わず天井を仰ぎ見る。

 うずまきナルトはじんわりと感じられる気持ちよさに目を細めて、体から力を抜き、ベッドの縁に座った状態で彼女を見る。
 手を伸ばして頭に触れた。撫でてやるとペニスを銜える春野サクラは上目遣いに彼を見上げて、何を言うでもなく亀頭を吸い上げる。

 「あっ、サクラちゃん……もうちょい、強く」
 「ん、ふっ」

 文句を言わずにサクラは頭を振る速度をわずかに速めた。卑猥な音はさらに大きくなり、力を入れて刺激しているのがわかる。
 ナルトは深く息を吐き出し、情けなくも思える声で気持ちよさを訴えた。

 「う、うっ、それ、すげぇ……! サクラちゃん、きもちいい……」
 「んっ、ふっ、んっ、んっ――」

 サクラのフェラチオが大きな音を立てている。
 その音を聞いて、思わず動きを止めた日向ヒナタが、驚愕するように、感心するように、まじまじとナルトのペニスを銜えるサクラを見つめていた。
 そんなヒナタの頭を撫でて、ナルトが優しく声をかけた。

 「ヒナタ、ああいう風にするんだってばよ。もっと大胆にやっていいぞ」
 「う、うん……こう、かな」

 恐る恐るペニスに唇を触れさせたヒナタは、さっきまでとは違い、口を大きく開けて呑み込もうとするかのように受け入れる。
 何度目かの経験でも初心な様子は消えず、ナルトの言葉には従順に従うのだが、恐る恐る動く彼女が与える快感はどこかぎこちない。
 ナルトは焦らずに頭を撫でてやり、慣れるまで繰り返せばいいと待ってやる。

 そんなナルトを横目に見ながら、余裕がなさそうなナルトはじゅぽじゅぽと激しくペニスを吸われており、うぅっと小さく悲鳴のような声を漏らしていた。
 ポニーテールにした薄い色の金髪を揺らし、山中いのは手慣れた様子でフェラしている。時折上目遣いにナルトの顔を確認して、彼の弱点を的確に責める程度には余裕があった。

 「お、おぉ、いの、お前……すげぇってばよ……!」
 「んふ、当たり前でしょ。あんたと違ってモテモテなんだから」

 褒められて素直に喜んだいのは一旦口を離して、唾液に濡れたペニスを右手でしこしこ擦ってやりながらナルトの顔を見つめる。
 思わず腰を浮かした彼を見て、咄嗟に左手は彼の金玉を掴んで揉んだ。

 「引く手数多のこの私が、あんたみたいなのとエッチしてあげるんだから感謝しなさい。それなりのお礼も当然よねー」
 「う、うぅ、うおっ……」
 「よく言うわよ。誰にも相手にされないから処女だったくせに」
 「サクラー!? あんたにだけは言われたくないわよ! 修行バカでデートの一回もしたことないくせに! 私はあるんだからねー!」
 「ふん、でも結局逃げられたんじゃない」
 「なんですってー!」

 部屋の隅と隅で離れてはいるが、ふとした拍子に睨み合いを始めたいのとサクラは、一時ナルトへの気遣いを忘れてついつい力を入れてしまっていた。ナルトのペニスを強く握って万力のように締め付けてしまい、悲鳴を発した二人のナルトが暴れ始める。

 「いででででっ!? さ、サクラちゃんっ、潰れるぅ!?」
 「あっ、ごめん」
 「い、いのぉ!? おまっ、握り過ぎだってばよぉ!?」
 「うっさいわね! 握ってもらえるだけ感謝しなさい!」

 大声を張り上げるような混沌とした室内を目の当たりにして、ヒナタにペニスを舐められていたナルトは思わずほっとする。
 ヒナタの頭を撫でる手は優しく、彼女もまた戸惑いながらもどこか嬉しそうだった。

 「やっぱ、本体の相手がヒナタでよかったってばよ……お前ってば優しいもんな」
 「え、えっと、その……」
 「聞こえてるわよ、ナルト」
 「何? 私の相手は分身でちょうどいいってわけ?」
 「い、いや、そんなつもりじゃ……」

 突き刺すような鋭い視線を受け、結局は本体のナルトもしょぼんとしてしまい、彼が影分身の術で生みだした二人の分身は、労わるように自分のペニスを撫でている。
 同い年の少女が三人。分身が相手とはいえ、同室で同時にセックスしようというこの状況はあまりにも異質でありながら、当人としては幸福で嬉しいものだが、ともすれば自分が従えられてしまう瞬間もあり、普段と変わらない雰囲気は少し物悲しくもある。

 まずいことを言ったと俯いてしまうナルトを見上げて、ヒナタは励ますように亀頭に舌を這わせた。ちろちろと割れ目を舐めてやれば、それが好きな彼はうっと声を漏らし、ぴくんっとペニスを跳ねさせる。
 彼女の気遣いに気付いたナルトは笑みを浮かべ、ヒナタの頭を撫で、目を細めて子猫のように喜ぶ様子を見て気を取り直す。
 三人の中で最も大きな乳房。ふるりと揺れるそれを両手で掴み、揉みしだいて刺激する。
 負けじとヒナタもフェラチオを再開した。亀頭を口の中へ迎え入れる。

 「んっ、ふっ……」
 「すっげー……やっぱでかいし、柔らかい」
 「誰の胸が小さいって?」
 「い、いや……」

 自身の相手をする分身の喉へ拳を押し当て、ヒナタの相手をする本体をぎろりと睨みつけたサクラに対し、両方のナルトが怯えて口を噤んでしまう。
 嘆息し、気を取り直そうとするサクラは分身のナルトへ向き直って、太ももの上に座り、首に腕を回して目を見つめた。

 ほんの数年前はただのバカだと思っていて、むしろ嫌っている部分すらあったのだが、何がどうなってこんな関係になってしまったのか。
 かつて持っていたはずの何かを、思考を捨て去るように、サクラはナルトにキスをする。
 唇を強く押し付け、腕に力を込めて抱きついた。そうしながらも腰を動かし、全身を彼に擦りつけるように押し付けた。ナルトは彼女の背に腕を回して抱きとめる。

 サクラのそんな様子に触発されたのか、ヒナタは恥ずかしそうにしながらも抱き合う二人を見つめ、ナルトに向き合った途端におずおずと抱きつく。ナルトは嬉々としてそんな彼女を抱きしめてやった。
 盛り上がってきたのを見るといのもナルトへ抱きつく。彼女はぺろりとナルトの頬を舐めてやり、耳たぶを甘噛みして囁いた。

 「あんたも罪な男ねー……ヒナタはともかく、サクラもあんなになっちゃってさ」
 「別に、オレが何かしたわけじゃ……」
 「ま、いいけどね。なんだかんだ私もあんたのこと気に入ってるし」

 言ってちゅっと唇にキスをしたいのは、自ら彼のペニスを手で支え、ゆっくり腰を下ろしていくと自らのヴァギナに差し込んでいく。
 小さく声を漏らして、深く息を吐きながら、奥へ入るまで動きを止めなかった。
 根元までずっぷり挿入され、ナルトの肩に手を置いたいのは鼻先が触れそうな距離で見つめ合い、きゅうっと膣でペニスを締め付ける。

 「まさか、あんたとこんなことするなんてね……んっ、あっ」
 「それは、サスケがいないから――」
 「バカねっ。そんなんじゃないわよ」

 自嘲気味に呟こうとしたナルトの唇を強引に塞ぎ、舌を絡め合って、いのは自ら腰を振った。
 出し入れするペニスが肉壁を擦り、ごりごりと全身を揺るがすような刺激が走る。

 サクラも同様に自身がリードしようとしていた。
 ナルトを仰向けに寝かせ、自分の手でペニスを支えて膣に挿入する。あっと甘い声。腹に手をついてゆっくりと腰を上下させる。
 ナルトが彼女の小さな乳房を掴み、呼吸を合わせるようにお互いに腰を動かしていた。

 「あっ、あっ、あっ――」
 「さ、サクラちゃん……」

 二人の嬌声を聞きながら、ヒナタは仰向けに寝かされる。
 顔が熱い。部屋の温度が上がっているのもさることながら、こんな状況は初めてであり、友人のセックスを間近に見て、感じ、そしてまた自らも抱かれるのだと思うと興奮せずにはいられない。
 初めは、想い人であるナルトが他の女性を抱くのは嫌だったが、今この瞬間はそんな感情も忘れてしまった。
 他の二人と同じように、ここで抱かれるのだ。ヒナタはひどく興奮していた。

 「ヒナタ、行くってばよ」
 「う、うん……ナルト君の、好きにして」

 確認した上でナルトのペニスが入ってくる。熱くて、硬くて、体の中から征服してくるかのような異物感。
 痛みはなく、ずずずっと入り込んだ後でヒナタは大きく息を吐いた。

 ナルトが耳や頬を触っている。その手が愛おしく、ヒナタの両手が彼の右手を捕まえる。
 目を開けると、優しく微笑む彼が見つめてくる。
 それが嬉しくて堪らず、ヒナタも微笑み、許可するように頷いた。

 右手はヒナタに握られたまま、左手は忘れないよう大きな乳房を掴んだ状態で、腰を振り始める。すでに濡れそぼっている膣は少々のスピードでは痛みを感じない。
 ナルトが引き抜いたペニスを一気に奥まで突っ込むと、ヒナタは大きな声を出した。
 気遣いこそありながら、その一方で荒々しさを感じるピストン。膣内を縦横無尽に荒らされるヒナタは喜んでおり、必死にナルトの手にしがみつきながら受け入れた。

 室内の熱気がさらに増していた。
 甘ったるくて弾む様子の三人の嬌声が部屋に木霊する。
 三人が同じ男に同時に抱かれている状況が、自分以外の嬌声が、自分以外のセックスを感じられることが嫌が応にも彼女たちを興奮させた。

 サクラは騎乗位で、ヒナタは正常位で、いのは対面座位でナルトのペニスを感じ、汗をかくほどひたすらに突かれて登りつめていく。
 膣こそ違えど、相手は同じだ。タイミングはそう違わなかった。

 「あっ、あっ、あっ、あぁっ――!」
 「んんっ、はっ、ナルトくん、ナルトくん……!」
 「あっ、やばっ……ちんちん、大きくなって……」
 「くぅ、イクってばよ!」

 ナルトは三人の膣へ射精した。抜いてから外へ出すような余裕はなく、そもそもそんなつもりもなかった。限界まで腰を振った後に思い切り吐き出して、ペニスを抜かずにぐったりすると荒い呼吸だけが続く。

 少し休んだ後、ゆっくりと動き出した。
 ペニスを抜くと膣から精液が垂れてくる。その様子を見て思いつき、ナルトが動き出した。

 脱力して、動くのも億劫だと言いたげな三人の体を運ぶと一列に並ばせた。
 意図を察したサクラといのはいち早く尻を高々と上げ、促されてヒナタも同じポーズを取る。
 三つの尻が並び、精液を垂らす膣が見えている。
 これら三つの尻を自分の思い通りにできるのだ。ナルトは征服感に満たされていた。

 「これ一回やってみたかったんだってばよ。いやぁ、いい眺めだな」
 「ほんとに男って……」
 「バカな生き物よね」
 「は、恥ずかしい……」
 「まあまあ。んなこと言いながら結局付き合ってくれるんだから」

 胸の前で指を組み、印を結んだナルトは再び影分身の術を使用した。
 ボンっと大きな音と煙を伴って新たな分身が生まれる。まずはナルトが真ん中にいるサクラのヴァギナにペニスをはめ込むと、新たに生まれたばかりの分身二人がヒナタといのの膣に挿入し、残りの三人が顔の前へ回って口にペニスを突っ込む。
 非日常な光景を前にして、興奮するナルトは嬉しそうな笑顔を隠そうともしなかった。

 「うほぉ、これ、めちゃくちゃ興奮するっ。乱交してんのに全部オレのちんこ……!」

 前から後ろから同時に突いて、時折苦しげな声を聞きながらも、怒りもせずに受け入れてくれる彼女たちに感謝しながら、ナルトは嬉しそうに少女たちの尻を撫で回した。

FIN