試験という名目で部屋に上がり込んできたドラフ族の先輩に、指導と称して男の身体についている如意棒を触らされ、舐めさせられ、さらには口に薬として精液を出されたアンチラ。
しかしアンチラは実は未経験ではなかった。
しかも信じられないことに男の如意棒よりも大きな団長のモノを納めたことがあるという。
その小さな体躯の一体何処にそんなスペースがあるのかは分からないが、かくして、いたいけな少女にイタズラをした男にお仕置をしようと、アンチラは夕餉を急いで食して湯浴みをしてすぐに、髪も乾かさず男の元へと一目散に向かっていった。
「せ、ん、ぱ、い」
「え、お、おう?な、なな、なんだいアンチラちゃん?」
男は動揺した。昨夜のことを大声で言われたらまずい。
ここには他にも兄弟子たちはもちろん、師匠までもが揃っているからである。
しかしそこはアンチラ、よく分かっているようで
「今日は試験ないんですか?」
と本当に小さな、耳元で囁かれたのにも関わらず聞き取れるかすら怪しいほどの小声で、男に尋ねた。
フワッと香る石鹸の匂いや、耳打ちの為に密着した身体の柔らかさを男は感じ取っていた。
これは今日もイケる!
と確信していた。
まさか自分が狩られる側になるとは全く考えておらず
「あぁ」
と短く返事をすると夕餉をかき込んでいそいそと、いや、ノコノコとアンチラに着いて行く。
「ところで先輩はどうやって自分の如意棒を探り当てたの?」
「え、あ、えーと、その」
道中質問されてしどろもどろになる。
当たり前である、何故ならデタラメの試練なのだから。
もちろんアンチラはそれをわかった上で意地悪をしているのだから、追撃をやめることはなかった。
「先輩にお手本見せて欲しいなー?」
「お、おう、そうか」
部屋に着くとアンチラは自分の身体を拭いた布を男の頭に巻き、目隠しの代わりにした。
しっとりと濡れた、いい香りのする、しかもうっすらとだがなんとか視界も確保出来る、そんな布を巻いた。
これなら楽勝だな、と男は思った。
「じゃあ数えてねー!ど、こ、に、し、よ、う、か、なー?」
数を数えながらアンチラの動きを目で追う。流石に頭ごと動かせば、見えていることがバレると踏んだのだ。
視界から消えた場所でゴソゴソ、シュルっと音が聞こえる。
なるほど、シーツの下だな?と男は思いながらついに数は10となり、動き出した。
否、動き出そうとした。
当たりをつけた場所にうっすらと見えるアンチラの姿。
彼女は服を脱いでそこに立っていたのだ。
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