「え、ロミオ今なんて……?」

夜、寝室にて。

ジュリエットは頭を抱えて机に向かっているロミオに話しかけたところ

「今描いている脚本が……その……」

物凄く気まずい沈黙。

それもそのはず、ここ数日は夜の営みもなく毎日のようにロミオは机に向かってはうーんうーんと唸りながら脚本に向き合っており、新婚とは思えないほどに少ない回数が、ジュリエットの不満へと繋がっていたのだから。

「気分転換も必要よ?」

「そうは言うものの、その……これはビジョンが見えないというか、見せ場ではあるのだけれど主人公が豹変する理由として果たして成り立つのか……」

ブツブツと再び自分の世界に入ってしまうロミオ。

今日もできないのね、と諦めたジュリエットがベッドに寝そべった瞬間、ロミオはボソッと呟いた。

「他の男に奉仕している姿を見て狂う主人公……どんな気持ちなのか知ってみたい……」

ここで冒頭のセリフに戻る。

当然発したのはジュリエットだ。

かくして2人は相談した上で、共に団長の部屋へと押しかけた。

始めは真剣に話を聞いていた団長も、内容を聞くと正気の沙汰とは思えずロミオの顔を凝視しながらも頭の中で色々と考えてしまい、終盤は何を言っているのか全く理解できなかった。

ただかろうじて分かったことがある。

「ほ、本当に、するんですか?」

団長は困惑しながらもうら若き女性であるジュリエットの身体をまじまじと見た。

「あぁ、リアリティのためにも……ジュリエットも同意している」

「私からもお願いします団長。ロミオの手がけた舞台を、たくさんの人が心待ちにしているんです」

ずいっと前に出た拍子にプルンとジュリエットの胸が弾んだのを見た団長は、自身の戸惑いとは裏腹に肉棒に血液が集まっていくのを感じていた。

彼女は羽織っていた上着をロミオに手渡すと、ネグリジェ姿で団長に迫る。

「夜も遅いですし、手早く済ませてしまいますね」

そう言って団長のパジャマのボタンをプツン、プツンと丁寧に外していくと、鍛えられた身体に手を、指を、唇を這わせた。

「くっ、ジュリエット……」

ロミオはそれを見える角度に移動して観察する。
しかし最愛の妻がそうしているというのを見るのはなかなかに堪えるようで、時折目線を外そうとしては頭を振り、すぐにしっかりと目に焼き付けるように凝視していた。

徐々に手が団長の足の付け根へと伸びていき、ズボンの上から指でなぞるように肉棒の先端をくるくると指が這う。

擽ったさと心地良さで団長は、んくっ、と声を堪える音を喉の奥から漏らしていた。