脚本にリアリティを持たせるために団長の部屋を訪れたロミオとジュリエット。

ロミオのためにと書物を漁って得た知識を駆使した甲斐もあり、団長を射精に導くことに成功する。

感動したロミオがメモをとる中、ジュリエットは何故か団長の肉棒を再び握るのであった。

「ジュリエット……?」

「ロミオ、ねぇロミオ?これから先もひょっとしたらそういう脚本を書くかもしれないでしょう?」

コスコスと団長の肉棒を刺激しながら、ジュリエットは夫に尋ねる。

いや、尋ねるという表現は相応しくないかもれしれない。答えはどうあれ、ジュリエットは団長のモノを挿入れてみたくて仕方がなくなっていたのだから。

「ジュリエット、僕にも心の準備というものが」

「あら、準備ができていればいいと?」

イタズラっ子のような笑みをロミオに向ける。その間も団長はされるがままだ。

「全部一度に済ませた方が、団長の負担にはならないと思いますわ」

「それは、そうかもしれないが……いやしかし」

ロミオは苦悩する。
脚本の善し悪しは何もリアリティだけではないとはいえ、これから先に生まれる登場人物の心に寄り添うチャンスとも言える。

ただそのためにジュリエットを犠牲にしていいものかと。

そして、果たしてそれは知る必要のある感情なのかと。

「んふっ、はむっ、ここがいいんですか、団長さん?」

悩んでいる間にもジュリエットの愛撫は進んでいく。

射精直後の肉棒をいじられている団長はといえば、苦悶とも言える表情を浮かべては、敏感な部分に指や舌が触れる度に控えめな声で喘ぎ、身体をビクつかせていた。

「それはむしろ拷問に近いんだよ、ジュリエット……」

少しでも時間を先送りにできないかとロミオはアドバイスとも言える言葉を送る。しかし

「ふふっ、団長さんのこれ、さっきみたいに硬くなってきてますよ」

ジュリエットは笑顔で、大きさの対比を見せつけるかのように顔の横に並べてロミオを見た。

ほとんど同じくらいの長さに、思わずロミオも唾を飲み込む。

あんなモノが挿入ったらもう戻れないのではないかと、新たに別のことで悩み始める。

「大丈夫よロミオ、私は貴方だけのジュリエットですから」

そんな彼の心を見透かしたような言葉を発したジュリエットをハッとなって見るロミオ。

笑顔を向けてくる最愛の妻の覚悟を察し、もうあとには引けそうにない雰囲気に飲まれ、せめて自分の決定だと錯覚するためにも、小さな声ではあったが宣言した。

「団長、ジュリエットを抱いてくれないか。僕の目の前で」