鱗滝「炭治郎、よくぞ厳しい修行を耐え抜いた」

炭治郎「ありがとうございました!鱗滝さん」

長く厳しい修行を終えた俺は、ようやく目を覚ました妹の禰豆子と共に、この狭霧山(さぎりやま)を旅立とうとしていた。

炭治郎「俺、絶対に最終選別に合格してみせます!」

鱗滝「炭治郎、おぬしなら必ず鬼殺隊に入れると信じておる。だが…大変なのは鬼である禰豆子だ」

炭治郎「え… 禰豆子…ですか?」

鱗滝さんが禰豆子を見つめている。鬼になった禰豆子がこれから上手くやっていけるのか、鱗滝さんも心配してくれてるに違いない。

鱗滝「炭治郎。おぬしが禰豆子を人間に戻す術を見つけるまでの間、もしものために禰豆子には人を噛まないよう口枷をつけておいた方がよいだろう」

炭治郎「口枷というと、何かを咥えさせるんですか?」

鱗滝「うむ、おぬしが修行をしている間に良い竹でもないかと探していたのだが、やはり強度が不安でな。今回はこれで勘弁してくれ」

そう言うと、なぜか鱗滝さんがおもむろに自分のもんぺ袴を膝までずり下ろした。

炭治郎「え、えっ?鱗滝さん!?」

鱗滝「さぁ禰豆子よ。これを咥えるのだ」

炭治郎「ちょ、ちょちょちょっと待ってください鱗滝さん!それは口に咥えるモノじゃないですよ!」

鱗滝「炭治郎よ、おぬしはまだ幼い。知らぬのも無理はないが、これはおなごであれば皆がいずれ咥えるものだ」

(あ、あれ?そうなのか?鱗滝さんが嘘をつく理由なんてないし、そういえば小さい頃に母さんが父さんのモノを咥えてるのを見たような気がするぞ)

鱗滝「禰豆子よ、おぬしも咥えておいた方が良いと思うだろう?」

禰豆子「……。」

鱗滝「うむ、異論はないようだな」