夏の様相はいつものことであるが、蝉の声がやかましい昼頃。
 私服姿のシンジはとあるマンションを訪れていた。
 迷わず目的地である一室へ向かって、インターホンを鳴らした。緊張しながら、胸を高鳴らせながら待っていると内から扉を開けられる。

 水色の髪の少女が、休日だというのになぜか制服姿で立っていた。
 綾波レイは同級生だ。そして特別な関係でもある。
 シンジを見てそっと手を差し出し、彼の手を優しく握った。

 「入って」
 「う、うん……」

 手を引かれて部屋に入る。扉と共に鍵を閉めるとすぐに動き出した。
 レイの手で頬を掴まれ、キスをされる。柔らかい感触。唇が触れ合い、ほんのわずかに甘い香りがして、それが女の子の匂いなのだろうと考える。どこか人間味に欠ける彼女が確かに人間なのだと感じられる、ほんの些細な瞬間だった。

 「んっ……綾波」
 「うん」

 繰り返しキスをする。何度となく。納得するまで繰り返し唇を触れ合わせた。
 舌を使わなかったのはまだ慣れていないからだ。キスと言えば唇同士を合わせるのに必死でその先のことまで頭が回らない。しかし当人たちは満足していた。

 我慢できない様子でシンジが床に膝をつき、レイのスカートの内側へ手を差し込む。それだけの行動でもひどく興奮するが手は止まらなかった。
 彼女の下着に指をかけて、ゆっくり下ろしていく。
 膝にショーツがかけられると視線は自然と釘付けになり、白いそれをまじまじと見つめた。

 脱がした下着をそっと傍らに置いて、シンジはスカートをめくり上げた。
 当然、衣類を身につけていない股間を目の当たりにする。
 毛の生えていない幼さを感じさせる、つるりとしている子供まんこ。誰かに触られるどころか見られたことさえほとんどないそこは閉じた二枚貝のようで、興奮した面持ちで凝視するシンジは、待ちきれない様子で静かに顔を近付けていった。

 唇を尖らせてキスをして、口を大きく開けて咀嚼するように舐め始める。
 手を離したことでスカートの中に頭を突っ込んでいる状態になり、股に顔を埋めて、舌を伸ばして必死におまんこを舐めていた。シンジは至福の一時にあった。
 レイは微動だにせずそれを受け入れ、拒む様子はなかった。

 ぴちゃぴちゃと音を鳴らして、シンジの舌使いは優しく、レイのおまんこ全体を淫らに舐め回していく。唾液を塗りたくるようなその行為で濡らされていた。
 直立するレイは何もない空虚を眺めていて、一切の反応もなくまるで人形のようである。

 「んっ、ぷちゅっ……綾波、綾波……」
 「何?」

 うわ言のようなシンジの呟きにも冷静に反応していた。しかしシンジは気にせず、彼女はそういう人なのだからと、続きを告げずに彼女の太ももを掴んだ。
 ぐっと顔を押しつけ、膣の中に舌を差し込み、奥まで入り込もうとする。やはりレイの反応はないがシンジは必死な様子で舌を動かした。

 初めて彼女の部屋に来た時、偶然とはいえシャワーを浴び終わったばかりの彼女の裸を見てしまい、偶然とはいえ押し倒してしまって、その時に一線を越えてしまったのだ。
 状況的に無理やりだったのだが、不思議と彼女は嫌がらなかった。
 以来、シンジは彼女の部屋に足繁く通うようになったのである。

 レイのおまんこを舐め回して、鼻息荒く呼吸するシンジは彼女の尻肉を掴み、肉付きの少ない小さな尻だがその感触に心を奪われていた。
 細い体で胸も尻も小さく、まだ成長しきっていない未完成の体。シミの一点すらない白い肌。人間離れした美しさで、ともすれば人形のようにも見えてしまう。背徳感を覚える見た目だった。
 シンジにとっては以前から気にしていた女の子が相手で、どんな体であろうとも興奮していたのだろう。彼女が素知らぬ顔で声一つ出さないのもまた、彼を興奮させる要因の一つであった。

 シンジが顔を離した。
 スカートの中の暗がりでレイのおまんこを見つめ、指先で触れると押し広げる。ぐっと奥を覗き込んだ結果、彼はどこか呆然として、しかし嬉しそうに呟いた。

 「あっ……綾波のここ、濡れてる……」
 「そう」

 再び顔を埋めてクンニを始める。全体を舌で舐め回し、唇をすぼめてクリトリスに吸いつき、表情とは裏腹に体がぴくぴく動くのを確認すると、膣の入り口を執拗に舌先でつついた。
 熱い息がかけられるのをレイは無表情で受け止めていた。

 別段、声を抑えようとしているわけではない。ただ、今になってもシンジが言う「気持ちいい」とは何なのかがわからずにいるだけだ。シンジの行動を嫌だとは思っていない。かといって喜んでいるわけでもない。
 時折体が勝手に動くのはすごく不思議だ。それが気持ちいいということなのだろうか、と思案することもある。
 大抵の場合、彼女はシンジが満足するまで待つだけで、彼の興奮の理由もよくわかってはいなかった。

 「はぁ、ふぅ……綾波、綾波……」
 「何?」

 呼びかけられていると思って反応するのだが、シンジは何も言わない。
 おまんこを舐められている。ただそれだけだ。
 シンジは熱心に舌を動かしていて、レイは冷静にそれを膣の中で感じていた。

 一旦中断させたシンジはぺろぺろとクリトリスを舐めながら、再びおまんこや尻を手で弄り、そうしながらもレイへ問いかける。
 顔を見上げようとしてまだ服を脱いでいないことに気付いた。仕方なく彼女の白い肌に目を移し、すべすべした美しい股にキスをする。

 「綾波……気持ちいい?」
 「わからない」
 「そ、そっか……ごめん。僕が下手だから」
 「いいの。碇君が満足できればそれで」

 レイはいつもの通り、喜ぶ様子を見せないのに拒絶せず、シンジのしたいようにさせて、自身は素知らぬ顔で動かない。
 戸惑い、躊躇いを覚えるシンジだが、ふつふつと沸き上がる衝動には逆らえない。だから何度となく彼女の部屋に通っている。

 思う存分おまんこを舐め回した後、シンジは彼女をベッドに寝かせて、スカートをまくりあげた。
 十分に濡らしたおまんこを指で確認して、わずかに指先を埋める。くちゅくちゅと感触を確かめてから行動に移した。
 着ていたズボンと下着を同時に脱ぎ捨てて、慌てた様子でコンドームを着けると、ペニスの位置を合わせて何度となく先端を擦りつける。

 シンジはひどく興奮していた。だがレイは無表情のままだ。
 ぐっと押しつけてなお反応はなかったが、我慢できずにぐいっと奥まで押し込んだ。彼のペニスはレイの膣に包まれて、堪らず声が出る。

 「あぁっ……!」

 嬉しそうな声。ついつい漏れ出たため息は彼の喜びを表している。
 シンジは素早く腰を振り始め、レイを気遣う余裕もなくピストンを繰り返す。彼のペニスを受け入れることに慣れているおまんこは淫らに絡みつき、コンドーム越しであっても堪らないほどの快感を与えていた。

 「はあっ、はあっ、綾波……きもち、いい?」
 「わからない」
 「ご、ごめんね。もっと、頑張るから……」

 そう言うとシンジは腰を動かしながら、レイの小さな胸を掴んで揉み、唇にキスをした。そうされた経験があるからか、レイはわずかに唇を開けて受け入れ、差し込まれた舌で成すがままになった。
 舌を絡ませる水音と、膣を掻き混ぜる音が同時に響く。
 シンジが動く一方、レイはいつもそうであるように、自ら動こうとはしなかった。

 一方的な動きではあったがシンジの必死の愛撫とピストンにより、レイの表情が変わることはなかったが、先にシンジが気をやろうとしていた。
 彼は首を反らせて、断りも入れることなく射精した。

 「あっ、あぁぁ……!」

 コンドームの中に放たれる精液を感じても、レイは微塵も動かなかった。
 最後の一滴まで出し終えた後にようやく、ぐったりした様子で動き出したシンジはペニスを引き抜き、膣の中に残ろうとするコンドームを引っ張り出した。
 中身を見るとずいぶん出したのだとわかる。
 ほとんど毎日の出来事なのに、飽きないものだ。自分でも呆れてしまった。

 「綾波……今日はイケた?」
 「わからない」
 「そ、そう……」

 レイの素直な反応にシンジはがっくりして俯いてしまう。やはり自分が下手だからなのだろうか。自らを責めて落ち込んでしまう。
 浮かない表情を見たからか、唐突にレイが動き出した。
 俯いて座るシンジの股に顔を寄せ、ペニスを口で銜えたのだ。

 「あっ、綾波……!?」
 「待ってて。きれいにするから」
 「どこで、そんなことを……!」
 「本に書いてあったから」

 平然とした態度で言うレイは何の躊躇いもなくペニスを舐める。
 彼女のお掃除フェラは拙く、お世辞にも上手とは言えなかっただろうが、そもそもフェラチオをされることさえ初めてだったシンジは嬉しくて堪らなかった。
 ずずっと尿道に残る精液を吸い取られる中、ペニスは瞬く間に勃起し、即座に臨戦態勢になる。

 情けない声を出して感じるシンジは成すがままだった。
 先程とは逆転したような状況で、レイが一方的に愛撫をして、銜えたペニスを唇で扱き、学んだことを試すように竿へ舌を絡める。

 「うあっ、んくっ、あぁっ……! あっ、綾波っ」
 「何?」

 ちゅぽんと音を立て、呼びかけられたことでレイの口が離された。
 ペニスが解放され、残念そうな顔でシンジは荒く呼吸する。
 彼の様子は一切気にせずに、レイは顔を背けて何かを手に取った。

 「碇君」

 差し出したのは新しいコンドームだった。何を求めているのか、意図は伝わる。
 ごくりと喉を鳴らしたシンジは、恐る恐る受け取った。
 彼女はスカートを脱いで股を開き、すでに待っている。
 急いでコンドームを装着し、ペニスを握って近寄ったシンジは、彼女が思う通りにおまんこへ挿入していった。

FIN