僕の部屋のベッドの上。言葉にできないモヤモヤした気持ちを抱えて僕は横たわる。

「うぅーっ…」

悩ましくてたまらない。なのにこの気持ちをどうしたらいいのかわからない。何故こんなことになってしまったんだろう…?

きっかけは今日、僕の家でのことだった。
今家には僕の他にもう一人住人がいる。
出張に出かけた両親に代わって、僕の面倒を見てくれることになった幼馴染のお姉さん、南ことりちゃんだ。両親が出かける前に頼んで行ったらしい。
自分一人で大丈夫と言ったのだが、両親からしたら小学6年生という年齢はまだまだ子供なのだろうか?

別にことりちゃんのことが嫌いなわけじゃない。小さい頃から一緒にいたし、今回だって何の文句も言わず炊事洗濯と、身の回りの世話をしてくれている。昔は『ことりちゃんと結婚する』と本気で言っていたくらいだ。
けどいつまでも子供扱いされているようでどこか煮え切らない。おまけに彼女は年々綺麗になり目のやり場に困ってしまう。聞いた話だと、学校ではすくーるあいどる?というものをやっているらしい。

そしてついさっき、僕の身に決定的なことが起こった。体育の授業で汗をかき、シャワーを浴びようと脱衣所に入った。そんな僕が見たのは、今まさにシャワーを浴びようとして服を脱ぎ終わったことりちゃんの姿だった。
何が起きたのか分からなかったこと、何より思いがけず見てしまったことりちゃんの裸に見惚れてしまい、僕は数秒間立ち尽くしていた。
ようやく理性を取り戻し、慌ててことりちゃんに謝る。

「ごっ!ごめんっ!入ってるって思わなくてっ??」

一目散にその場を立ち去る。後ろで彼女が何か言っているような気がしたが振り返る余裕はなかった。
大慌てで自分の部屋に飛び込み、今こうしてベッドの上で悶々としているというわけだ。

覗いてしまった直後はただただ焦るばかりだったが、冷静になると何とも言えない気持ちになる。彼女の体が頭から離れず、いけないと分かっているのに色々考えてしまう。体が火照ってきたように思うのは気のせいだろうか…?
結局その後は彼女とろ目も合わせることも、口を聞くこともろくにできず、一日中悩ましい気持ちを抱えながら過ごすことになった。

次の日の夕方になっても昨日の出来事を忘れられず、まだ気持ちはスッキリしなかった。昨日ほどではないものの、思い出してドキドキしてしまうのは今も変わらない。
そんな僕に、部屋の外から小鳥ちゃんが声をかけてきた。