ナミが一人寂しく酒場で飲んでいる時に、イシバシというスーツ姿の金持ちが店に入って来た。
屈強な用心棒を2人連れている。
イシバシはナミを見た。
オレンジ色の短めな髪がよく似合う。
豊かな胸にセクシーな美ボディ。健康的な美脚。
文句なしに美人で可憐。

「何といっても、エロい」そう呟いたイシバシは、用心棒に言った。「合格だ」

イシバシはナミのテーブルまで行き「ちょっといいかな?」と声をかける。
「誰?」
「ビジネスの話だ」
「ビジネス?」
「君のような美人でセクシーな女性ではないと務まらない仕事だ」

ナミは笑顔だが警戒した。

「嫌らしい仕事ならやらないわよ」
「そういうんじゃない。今度プロレス興行を開催するんだが、レスラーと試合してほしい」
「レスラーと?」

イシバシはナミに詳細を話した。
女子のコスチュームはセクシーなビキニで裸足。
観客は約500人。
入場料が高いのは賭け試合だからだ。
女子が勝てば賞金をもらえるが、負けたら即全裸。
つまり裸を賭けて屈強な怪力レスラーと闘う。
女子が負けて大衆の面前で素っ裸にされて赤っ恥をかくところを見たいドSな観客が高い入場料を払って観戦する。
客は100%男だ。

「そんな大勢の前で裸にされるのはイヤよ」ナミが唇を尖らせる。
「まあ、話は最後まで聞きなさい」

実はこの試合は八百長で、ヒロインが負けそうになり、絶体絶命の大ピンチに追い込まれるが、最後はヒロインが逆転勝利するというシナリオだ。
観客はがっかりするが、今度こそナミが裸にされるところを見たいと何回も来場する。

「君は毎回賞金を稼ぎ、私も入場料で儲かる」
「悪党ね」ナミが笑顔で睨む。「まあ、悪い話じゃないけど」
「もちろん金だけじゃない。君は絶対安全保障付きのスリルを味わえるんだ」

絶対安全保障付きのスリル。
この言葉にナミは惹かれた。
安全保障のないスリルはさすがに危険だ。
ナミも海賊とはいえ生身の体の女の子だ。
しかし今回は八百長なので安全は保障されている。
水着美女が屈強な怪力男にやられるシーンを見られるだけでも、高い入場料の元は取れるのではないか。