俺は一ノ瀬拓哉。
どこにでもいる、普通の男だ。何から何まで、真ん中の男。普通の人生を普通に歩いてきた。だから、衝撃だった。
俺の隣にあの綾瀬絵里が引っ越してきたのだ。

美しい金の髪、ライトブルーの瞳、そして日本人離れした顔立ち。俺が見た中で最も美しい女性だ。挨拶にきた時は、固まってしまった。完璧すぎる才女。少し大人になった綾瀬絵里がいるのだ。

「隣に引っ越してきた綾瀬です」

隣にいた男の声で我に戻る。そりゃ結婚しているよなあ……

「ああ、すいません。一ノ瀬です。隣に?」
「ええ、今日から。お世話になります」
「はい。困ったことがあったら、なんでも言って下さいね」
「よろしくお願いします」
「さあ、絵里。行くよ」

二人は去った。
綾瀬絵里……俺らの世代で知らない人はいない。あのラブライブを制し、それを全国区まで広げたμ’sの一人だ。μ’sはその後、すぐに解散したものの、NYでのライブは目に焼き付いている。そのあとはわからないが、隣に来てしまったのか。

そのあとから、時々、綾瀬絵里を見るようになった。少し観察をしていたが、近くのスーパーでは、彼女が通る度に人々は二度見する。料理もするようで、食材や調味料は普通に買うようだ。彼女がお総菜を入れている所を見たことがない。女性の店員ともすぐに美容の話で意気投合しているようだ。絵に描いた完璧な女性だ。
彼女は何をしても様になる女性だ。洗濯物を干すにしても、大きな胸を張って干す。ゴミを出すにしても、ヒップラインがよく見える。おまけに、夜な夜な聞こえる甘い声。

「あっ。あっ……あん……はあ……あっ……」

途切れ途切れのその声は、決して大きくなることはない。漏れる吐息で、オナニーをしているのが手に取るようにわかる。これは隣人の特権だ。この前なんか「作り過ぎて」とお裾分けをくれた。綾瀬絵里の夫は、家にいることの方が珍しいようだ。

俺は考えた。あの美女を、俺のものにしたい。

ある日、宅配が届いた。
何だろうか。ネットショッピングはよく使うが・・・・・・
宛名を見ると隣の「綾瀬絵里」だった。受け取ってしまった手前、届けなければいけない。品名「健康商品」・・・・・・俺は、この時思いついた。
いつも通り、綾瀬絵里の甘い声が聞こえる。チャンスだ。
商品を持ち、隣の家を訪ねる。少しドタバタして綾瀬絵里が出てきた。心なしか、顔が赤い。

「あ、ああ。一ノ瀬さん」
「すいません、こんな時間に。実は郵便受けにこんなものが入っていまして」
「え?私宛て?・・・・・・ああ、どうも」

俺はすっと中に入る。

「絵理さん、こんなもの頼むんですね?」
「・・・・・・え?」

耳元で言うと、そのまま壁に抑え付ける。怯えている表情。髪はいつものポニーテール。それが顔と合わせてひょこひょこしている。手を口で押さえて暴れないように、手足の自由をガムテープで抑える。最期に口をガムテープで封じて、そのままリビングに行く。綾瀬絵里は反抗的な目だが、こうなった以上は俺のものだ。俺は「健康器具」を開ける。すると、中身はバイブだった。確証こそなかったが、この大きさの「健康器具」と言えば一つしかない。

「ほら、こんなものを・・・・・・よほど夫とはご無沙汰しているようですね」
「・・・・・・」

青い瞳がサーっと光を失っていく。俺はバイブを乱暴に開けると、オンにした。そして、やることは決まっている。俺は綾瀬絵里の局部にそれを当てる。

「大丈夫。俺がこの健康器具の試技をしてあげるよ」
「ん!んん・・・・・・!!」

体をひねって、快楽を逃そうとしているが、逃さない。じっくりと局部を撫でる。

「んん!んん!」

おっと。これぐらいかな。バイブを離す。綾瀬絵里は驚いた表情でこちらを見る。そして再度局部に。今度は、直接的に、当てる。

「んんんんんん!」

ぱっと離す。綾瀬絵里はじんわりと汗をかいている。それは冷や汗なのか。俺は口のガムテープを外し、口を顔に近づける。顔をすぐに反らすが、局部にバイブを当てると、体が反応する。それで緩んだ所にキスをした。舌をからめたキス。

「ん・・・・・・ん・・・・・・」

これでもう抵抗は無くなっただろうか。体を拒否する手が震え、力がなくなっていく。俺はそれを感じ取り、綾瀬絵里の全てを支配できたと実感する。吐息まじりの声がエロい。

「あ・・・・・・やめ・・・・・・ああ!」

俺はバイブを当て、そしてやめる。ショーツにじんわりと愛液が染みている。彼女は感じている。俺は彼女の服を半分だけ脱がした。まだ手は縛っているが、足のガムテープをほどき、まずは下半身を。そして上半身は胸元まであげ、ブラを取る。綾瀬絵里の目は絶望していた。早くこの悪夢が終わって欲しいと。俺にはそう願っているように思えた。絶望する表情も美しい。

バイブを直接当てると

声を抑えているが、それもできていない。俺は憧れていた胸の乳首をなめる。

「いや・・・・・・ゆ、許して・・・・・・」

体はのけぞり、その言葉は待っている人のものでしかない。バイブは局部に当てて、寸前で止めている。

「な、なんで・・・・・・」

そりゃ、夜にあんな声を聞いているんだ。どんなオナニーをしているかは脳内で補完しているし、タイミングも何となくわかる。だから寸前で止めている。心から屈服させるために。

「よし、綾瀬絵里。取引だ」
「と・・・・・・りひ・・・・・・き?」
「まだ一選は超えていない。だから俺は30分で君をイかせる。もしイかなかったら、警察に行くといい。だが、君がもしこの30分でイったら、わかっているな?」
「・・・・・・わかったわ」

乗った。俺は勝ちを確信する。俺はまず指で彼女の局部をかき分ける。彼女の顔に軽くキスをして、胸も責める。この勝負、綾瀬絵里に勝ち目はない。一つ一つの動きに体が反応している。そして指はGスポットに到達した。彼女は目を見開き、体を仰け反らせる。背中を向けたものの、俺の指はそこを覚えている。再びマンコに指を入れる。そしてGスポットを刺激する。

「んんんんんん!」

あえぎ声というより、叫び声にも似た声。シーツを噛んでいた。俺は頭を掴み表情を見る。それは感じ過ぎて、エロい顔だった。そんな顔を見る俺に、彼女は懇願する。

「はあ!あん!お願い!もうやめて!お願い!イっちゃう!」

あの取引をして、5分も経たずにイってしまった。大きく乱れたその体。美しい髪も、乱れている。力なくうなだれた彼女を起こし、俺はキスをする。すると、彼女から手を首にからめてきた。

「ん・・・・・・はあ・・・・・・ん・・・・・・」

漏れる声がエロい。胸に当たっている胸が欲情を誘う。それに俺は勝負に勝った。俺は彼女を座らせると、俺のペニスを見させる。こんなエロい人妻を襲い、そしてかわいい声を出しているんだ。俺の状態は言わずもがなである。少し頭をポンと叩くと、彼女は俺のそれをなめ始めた。こう言っては何だが、少しぎこちない。

「あれ?もしかして、男遊びしてきてなかった?」
「・・・・・・ずっと女子校だったから」

綾瀬絵里は、お嬢様と聞いたことがある。ふーん、と俺は思う。俺は彼女を寝かせ、ペニスを胸に挟み、上下に移動させる。彼女は戸惑いの表情を浮かべる。

「うう」

極上である。俺は爆発の一歩手前で、それを止めて、そして彼女の足をあげる。そして静かに入れた。俺が前後に動くたびに

「はあ!ああ!はあ!」

綾瀬絵里の声がそれに呼応する。

「イく!いっちゃう!だ、ダメ!おかしくなる!」

おかしいのは俺の方だ。この後、何か制裁があるだろう。でも、この綾瀬絵里という人妻を今だけは・・・・・・今夜だけは・・・・・・今夜、彼女は俺の奴隷だ。ピストンが速くなる。

「あああああああああああ!」

彼女は、果てた。俺もペニスを抜き、少し休憩する。

あの夜は一晩中やっていた。久々にあんなにやった気がする。綾瀬絵里がエロすぎるのが悪いのだ。「生前食わぬは男の恥」、そう思って飛び込み、豚箱に行くのも覚悟した上だった。そう思っていたが、僕はまだ「綾瀬絵理の隣人」でいる。
それどころか、

ピンポーン

チャイムがなり、出るとそこには綾瀬絵里がいた。

「すいません、作り過ぎちゃって」
「ああ、俺でよければ。さあ、あがって」

綾瀬絵里をあげる。美しい髪に、完璧なスタイル。誰もが二度見をする完璧な美女。料理も上手く、愛嬌も良い。完璧な美人妻。唯一の欠点があるとすれば

「ねえ、早く来て」
「ああ」

浮気相手がどこにでもいる、普通の男たる俺ということだろう。思わぬ隣人特権だ。

FIN