「あああッ……んんッ……」
 私は、満員電車の中であえぎ声をこらえるのに精一杯でした。
 私はJKなので、痴漢は制服姿に興奮するのか、痴漢にあうことなんて日常茶飯事です。
 もちろん、いつもは痴漢にあうと嫌な気分にしかなりません。
 ところが、今日の痴漢は……一言で言うと“うまい”んです。
 私はまだ処女だから、性体験はほとんどないので、あまり細かいことはわかりません。それにこの痴漢は、ブラウス越しに私のおっぱいを触ってきているだけ。でも、私は感じてしまっていました。
 普通の痴漢は、おっぱいを触ってくるにしても、強引に揉んでくるようなことばかりで、ただただ痛くて不愉快なだけです。
 この痴漢は、ブラウスとブラジャー越しに私のおっぱいを触ってきます。その手つきが、とてもやさしいんです。
 私が抵抗しないからか、痴漢は私のブラウスのボタンをいくつか外し、さらにブラジャーの中に手を入れて、おっぱいを触ってきました。
 ツツッ、と乳首をなでられると、それだけでイッてしまいそうになります。
 私は性体験はほとんどないのですが、自慰行為の経験はそれなりにありました。
 そのときも、乳首を触って……ということが多いので、そのことを連想すると、よけいに興奮してしまいます。
「乳首、立ってるね。感じてるの?」
 痴漢が私の耳元でささやいてきます。その声はまだ若そうでしたが、いわゆるイケボで、ドキドキしました。
 後ろを振り返ると、キザな丸いサングラスをかけた若い男性でした。サングラスはたぶん飾りなのでしょう、女性的な雰囲気すら漂う、キラキラした瞳が見えます。
 超絶イケメンでした。今までの痴漢といえば、若くてもサラリーマン風、大半はおじさんだったので、びっくりしました。
「僕ね、五条っていうんだ。このまま続けるよ」
「んッ……!」
 私が何も言わないでいるのを肯定だと思ったのか、痴漢はますます私の乳首を責めてきます。
「領域展開……」
 彼がそうつぶやいたのが聞こえました。意味は分かりません。
 私は陥没乳頭なので、その分、乳首が立ったときはとっても感度がいいんです。おまけに、痴漢にこんなに感じさせられてしまうなんて……。
 全て感じる! もう、抵抗も何もできない!
「あああッ」
 声を必死におさえてはいるものの、私はアソコを触られたわけでもないのに、イッてしまいました。オナニー以外でイクのは、初めての経験です。
「何、イッちゃったの? 痴漢されて感じるなんて、君、変態だね」