レオナとマァムとポップが三人で歩きながら話していたが、マァムが立ち止まった。

「何、この地響き?」
「え?」

後ろを振り向くと、ギガンテスなど巨人モンスターが危ない笑顔で激走して来る。
50、いや、100匹はいるか。

「おのれ!」マァムが両拳を構えるとポップが言った。「ダメだ! 数が多過ぎる、逃げろ!」

レオナとマァムとポップは必死に逃げたが崖で行き止まりだ。
巨人モンスター軍団は止まらずに追いかけて来る。

「下は川か。飛ぶしかない」ポップが言う。
「高過ぎるわ」レオナが躊躇する。
「捕まったら回されるよ」とポップが言うと、レオナは「冗談じゃない」と真っ先に飛んだ。

マァムとポップも飛び下りる。
ドボーンとかなり深く潜ったが、三人とも何とか陸まで泳いだ。
ギガンテスたちは下を見ているが飛び下りることはなかった。

「助かったか」ポップが安堵する。

少し歩くと見知らぬ森に迷い込んだ。
古い木の看板が立っているのでレオナが文字を読んだ。

「屈辱の森? 嫌な予感しかしないわ。早くここから出ましょう」
「そうね」マァムも鋭い目で周囲を見回しながら、自然にレオナ姫の護衛をする気持ちになる。

びしょ濡れの服が気になるマァムは、立ち止まると言った。

「濡れた服を着たままだと体に毒だから、一旦脱いで固く絞りたい」
「そうしましょう」
「ポップ」マァムが睨む。「向こう見てて」
「あ、ああ」ポップは背を向ける。
「あたしがいいって言う前にこっち見たら泣かすよ」
「泣かすって何だよ」
「泣かすよ」レオナも睨む。

レオナとマァムは着ているものを全部脱いで全裸になると、服を固く絞った。
その時、植物触手がレオナの首を絞めて宙に上げた。

「んんん!」
「レオナ!」
「どうした?」ポップが背を向けながら聞く。

マァムも植物触手に首を絞められ、宙に上げられてしまった。

「んんん!」

二人の悲鳴。これは只事ではない。ポップは振り向いた。
全裸のレオナと全裸のマァムが植物触手に首を絞められて吊るされ、苦悶の表情で両脚をバタバタさせてもがいている。
何というエロティックな光景か。

「か、可愛い・・・」ポップは首を激しく左右に振った。「違う違う違う! 助けなければ」