秀知院学園生徒会室で、生徒会長を務める白銀御行は事務作業を行っている。
ドタバタと慌ただしい足音が生徒会室の外聞こえ、徐々に近づいて来るぞ。

「藤原先輩が来ましたね…」
「ああ、そのようだ。何か起こるぞこれは…」
「はぁ。またゲームですかね?」

バタン!と乱暴にドアが開かれ、藤原書記が口は大きく開き話した。

「会長ー!会長ー!かぐやさんのこと聞きましたか?」
「藤原書記…もう少しゆっくりドアを開けろ」
「そんなことよりも!!かぐやさんが!!!!」
「わかった…四宮がどうした?」
「風邪を引いたみたいです!私お見舞いにいきたいです!」

行きたい!これは絶対に行きたい!!しかし、またあの雰囲気になるのはうれしい分…あとが怖い。

「なるほど…しかし、ここは生徒会を代表して会長である俺が行くべきだろう」
「えー!会長は前回行ったじゃないですか!!」

藤原書記が俺に文句を言い始めた…しかし、引き下がるわけにはいかない。
先ほどまで、ゲーム画面を見続けていた石上が手を止め、藤原書記に視線を送る。

「藤原先輩…四宮先輩は病人なのでうるさい藤原先輩よりも会長が行くべきだと思います」

ナイスだ!石上!!お前にはあとでコーラとポテチをおごってやろう。

「そういうわけだ…また俺が行ってこよう」
「えー!今度は私ですからね!!」

ってことで、四宮の家に来たのだが…やはり、大きいなこの家は…
手見上げを持ってきたし、服装や髪型などの身だしなみも問題ない。

「白銀御行様…ごきげんよう」
「は、ハーサカさん」

ハーサカさんは前に来た時と同じように、お見舞いであれば直接かぐやに会ってほしいと俺に言い、案内してくれた。
そして、ここから3時間は誰も来ないので、おかしな前はしないようにと言われた。
大きめなベッドで一人、頬を赤くしながら息苦しそうに寝ている四宮に対して何をしろというのだ…

「あれ…かいちょー?」
「あ、ああ、四宮…体調はどうだ?」
「かいちょう…なんでいるの?」

四宮は上半身だけ起こして俺の方を見る。おでこに乗っていた熱さまシートが効果がなくなったのかそのまま重力に従って落ちてしまった。

「四宮、辛いだろうから動くな…今熱さまシートの変えをハーサカさんに頼むからな」

四宮に背を向け、立ち上がり部屋から去ろうするが、ガシッと腕を掴まれ動けなくなってしまった。
前から思っていたが、四宮のパワーは他の女子と比べて恐ろしいくらいに強い。

「やだ!一人にしないで!」
「し、しかしな…」
「かいちょう…一緒にねましょう」
「え!や、や、それはまずいだろう…」
「なんでですか?」
「それはお互いに好きあっている者同士ではないと…だな」
「かいちょう…」