日暮かごめと珊瑚は温泉に来ていた。
遠くから七人隊の煉骨がかごめを見ている。

「ああ、かごめ。長い黒髪に澄んだ瞳、愛らしい唇。たまらない」

かごめと珊瑚が生まれたままの姿で女湯に入る。

「珊瑚も美人だが、やはり俺はかごめが好みだ。これほど可憐な美少女は聞いたことも見たこともない」

七人隊は全滅したが、奈落の力で死びととしてこの世に蘇った。
しかし、また七人とも死に還った。
そしてもう一度煉骨だけがかごめへの執念で蘇ってしまった。
しかもエロスの術を身につけてしまい、以前にはない触手攻撃ができるようになった。
そんな危険人物に見られているとは知らずに、かごめは裸のまま珊瑚と談笑している。

「豊かな美乳。色っぽいおなか、健康的な美脚。最高だ」

その時、恐竜のように巨大な妖怪が女湯に乱入した。

「あああ!」かごめが驚く。
「貴様!」

珊瑚はすぐに飛来骨を取りに行ったが、かごめが裸のまま妖怪に捕まった。

「かごめちゃん!」珊瑚が叫ぶ。
「犬夜叉!」かごめは助けを呼んだ。

妖怪は裸のかごめを片手で容赦なく握り潰そうとする。

「あああ、くううう」

かごめが苦悶の表情で両目を閉じ、もがいている。
煉骨は助けてあげようか迷ったが、犬夜叉が飛んで来た。

「散魂鉄爪!」

鋭い爪の一撃で妖怪は絶叫し、かごめを落とした。

「きゃあああ!」

犬夜叉が抱き止めるが、全裸のかごめは顔を真っ赤にする。

「いやあああ!」

「飛来骨!」珊瑚が飛来骨を飛ばした。
見事に命中し妖怪はぶっ倒れた。

遠くから見ていた煉骨は悟った。
かごめの周りにはやはり護衛が多い。
犬夜叉だけでなく妖怪退治屋の珊瑚もいれば、風穴という危険な技を持っている弥勒がいる。
七宝も子供とはいえ妖怪だから侮れないし、巨大猫に変身するきららもいる。

煉骨はかねてからの計画を実行することに決めた。
かごめが生まれ育った未来の世へ行くのだ。
そこには妖怪も武士もいない。
つまり邪魔する者がいない。

「そこでかごめを襲い、素っ裸にして手足を拘束し、身も心も征服し、全てを奪うのだ」