丘の上から巨人モンスターのギガンテスが、一人で歩く女を見つけた。

「ん、あれは、パプニカ王国の三賢者の一人、エイミではないか」

長い黒髪がよく似合うとびきりの美少女だ。

「何だあの超ミニ衣装は。あれはもう私を犯してくださいと言っているのに等しいな」

ギガンテスは飛び出そうと思ったが、思いとどまる。

「待てよ。マァムは近くにいないね?」

武道家マァムに素手では勝てない。ヘタをしたら殺される。

「それにしてもエイミ。大発見だ。今まではマァムとレオナしか眼中になかったが、エイミはマァムにもレオナにもルックスで全然負けてない美少女ではないか」

突如、ギガンテスがエイミの前に立ちはだかる。

「貴様!」エイミはびっくりしたが、すぐに構える。
「エイミ。ここで会ったら百年目だとは思わないか」

名前を知っている。
エイミは巨漢をよく見た。
3メートルはあると思われる巨体。一本角に一つ目。青い肌。尖った耳に鋭い牙。

「おまえは、ギガンテス!」
「さよう・・・なら」
「何か用か?」
「おまえはイイ女だ。だから犯す」

ストレートに言われ、エイミはドキッとしたが、怯んではいけない。

「死にたくなかったら消えなさい」
「そのセリフをマァムに言われたら焦るけど、エイミってそんなに強かったっけ?」
「何!」エイミが怒りの目で睨む。「マァムなんか関係ない!」
「なんかって、仲間じゃないの。あ、恋敵か」
「黙れ!」

殺意の目になったエイミだが、ギガンテスが強烈なボディブロー!

「あう!」

エイミは泣き顔で両膝をつき、両手でおなかを押さえる。
ギガンテスは彼女の脚をつかんで転ばせると、強引にうつ伏せにして乗っかり、必殺キャメルクラッチ!

「んんん!」

逆エビ反りにされ、腰と背骨が砕けそうな激痛に襲われる。

「んんん、んんん」
「降参?」
「んんんんん」
「降参?」

両脚をバタバタさせて困り果てるエイミだが、ギガンテスの手に噛みついた。

「NO!」

一旦離れたギガンテスだが、今度はエイミの両脚を取って逆エビ固めを決めた。

「あああああ!」

腰と背骨に耐え難い激痛。エイミは顔面蒼白だ。
この体重差で逆エビ固めを決められたら跳ね返せない。

「あああ、あああん」
「降参?」