「あー、暇だってばよ」

 木の葉隠れの里下忍であるうずまきナルトは、誰もいない部屋でそう呟いた。既に時刻は深夜、外に出ようもラーメン屋程度しか空いていないだろうし、下忍とはいえまだ子供のナルトではよく知っている大人がいくような店には門前払いされてしまう。
 一人暮らしの時間と、子供の体力が有り余っているというのに、それを発散する場面がないとはなんと苦痛なことだろうか。

「修行でもしてーけど、夜中にカカシ先生とかに見つかるとやべーんだってばよ」

 木の葉の里は、つい先日木の葉崩しという大規模なクーデター未遂が起こったせいもあって、夜中に下忍以下の一般人は基本的に里の外に外出しないようにと言われている。いつもなら、里の外で螺旋丸の修行でもして暇をつぶしたいところだが、それも今はかなわない。

「……はぁはぁはぁ」

 となれば、若い衝動の行き先が性欲になるのは至極まっとうな道理である。ベット下に無造作に放り投げてあったエロ本片手に、自分のチンコをしごくナルト。

「うっ……はぁ」

 あっさりと果て、その後始末を始めるナルト。いつもなら、寝る前に一発抜くだけで疲れて寝ていたが、今日はそうもいかないようで、息子も元気なままであった。

「もう一度抜くか? でも、もうこの本にも飽きたってばよ……」

 未成年でエロ本が買えないナルトにとって、捨てられていたエロ本を拾うくらいしか入手手段はなく、数少ないエロ本など既に飽きたものばかりであった。特に2回戦となればせめて、もう少し目新しいおかずが欲しいものだ。

「あ! 閃いたってばよ!!」

 しばらく考え込んでいたナルトだったが、突如閃いたとばかりに立ち上がると、とある印を結ぶ。

「影分身の術!」

 ボウンと白煙を上げて出現したのは、服装まで全く同じの分身であった。そして、分身はさらに印を結び白煙を上げる。そうして二度の白煙が晴れると、そこにいたのは

「「ふっふっふっ、やっぱり俺って天才だってばよ」」

 街を歩けば男が視線を送ること間違いなしのグラマラスで、金髪ツインテールの少女がそこにいた。
 ナルトが分身の術と同じくらいに得意にしている変化の術、それで女に変化したのである。

「さっすが俺のおいろけの術、こんなにエロい女エロ本にもいなかったってばよ!!」「どれどれ……おほー、でかいってばよ!」

 変化したナルト(以下ナルコと表記)は、早速とばかりに服を脱ぐとその豊満な胸を揉み、その変化の出来に感心していた。
 しかし、その一方で本体であるナルトは、その格好にポカンと呆けるように口を開けていた。

「そ、それじゃあやってみるってばよ」
「お、おう」

 おいろけの術はナルト自身、幾度となく使用してきた術であるが、今日ばかりは妙にその姿が煽情的に見える。自分自身に欲情しているというおかしな状況が、よりナルトの興奮を煽り、ナルトはナルコを押し倒す。

「自分の裸に勃起してんじゃねーか///」
「うっせえ。そ、そういうお前こそ濡れるってばよ!」
「ひゃん!?」

 ナルコがこの妙な空気に耐えられずに冗談めかしてそう言ったが、ナルトがそれを誤魔化すようにナルコの秘部に乱暴に指を突っ込むと、そこは既にてらてらと光り嫌というほど濡れていた。