「ネオワン号でのポケモンウォッチ体験をしに、エンティル地方へやって来たソニア。
のんびりとフロレオ記念公園を巡る予定だったが、カクレ抜け道のサーチを見つけてしまったことで事態は一転…!
眩い光に包まれた彼女の体には、ある異変が起きる。本番などはありませんが、ポケモン×人間なので、苦手な方はご注意ください。」

今日はガラルから遠く離れた、エンティル地方でポケモンウォッチング!ネオワン号という、すごい機械に乗せてもらって、
フロレオ記念公園の中を巡っているんだ~。ガラルでは出会えないポケモンもたくさんいて、どこを見渡しても目新しい。
うんまぁ…私の研究と何が関係しているのか?って訊かれると困るんだけど、ポケモンを観察するって私たち研究者にとって、
原点みたいなものでしょ?だから私がちょっと楽しむだけの体験会だとしても、おばぁ…マグノリア博士だって大目に見てくれるよね…?

「ん?なんか反応出てる…」

カガミ博士に貸してもらったカメラを反応が出ている箇所に焦点を合わせると、ダウンロード?が始まり、フワリと機体が宙に浮かぶ。

「なになになに?!どうなっ、ま、眩しぃ…っ!」

咄嗟に腕で目をかばったけど、機体を包み込んだ光はそれでも眩しくて、私はぎゅっと目をつむる。ネオワン号の故障?一体何がどうなっているの?!
パニックに陥りかけた私をよそに、光はそう長いこと続くことはなく、ネオワン号も何事もなかったように進行を続ける。

「あ、あれ?何だったの、今…ってえぇ?!」

何これ、ポケモンが大きくなってる?!あのケムッソってポケモン、どう見ても1メートル超えているように見えるけど、
そんなに大きいポケモンじゃなかったよね…?ってよく見たら、ピチューやヒバニーもいるけど、私よりはるかに大きい。まさかこれって…

「ネオワン号ごと、私が小さくなっているの…?」

私が困惑している間も、ネオワン号はするするとポケモンたちの間を変わらず優雅に進んでいく。
カガミ博士はそんな機能があるなんて、一言も言ってなかったけど…特にネオワン号に故障やエラーが出ている様子もないし…いっか!
よくわからないけど、せっかくこんなすごい体験しているんだもの。楽しまなくっちゃ損だよね!
そう気持ちを切り替えようと、ネオワン号の真上を見上げる瞬間、6つの瞳と視線が重なった。

「あ、」

ドードリオに気がついた時には全てが遅く、ネオワン号は大きく揺さぶられ、シールドが解除されてしまった機体から私の体はポーン!と外に投げ出されてしまった。