カズマ「労働者やりにきたんじゃないぞ」
アクア「おお、そうだったわ。カズマに魔王を倒してもらわないと帰れないじゃないの」

あたしは、なぜかカズマに乗せられ、土木作業で金を稼ぐ日々を送っていた。夜には銭湯に行き、酒を飲み、カズマと馬小屋で寝る。そんな生活にも慣れてきたころ、カズマが思い出した。あたしたちは魔王を倒しにこの世界に来たのだと。

カズマ「そろそろクエストでも行かないと」
アクア「そうね。じゃあ冒険ギルドに行って見繕ってくるわ。カズマは先に飲み屋に行っておいて」
カズマ「ああ、分かった」

あたしは一人で冒険者ギルドに向かった。
ギルドの入り口の前には見かけない集団がいた。いつもの荒くれ者とかならもう顔見知りだ。そうではなくここらでは見かけない顔。服装もこの辺りの人とは違う。言うなれば世紀末でヒャッハーしていそうな男が4人程いる。何も気にしないようにして通り過ぎようと思ったが、しまった。目が合った。

男A 「おや、嬢ちゃん。可愛い服を着てるな。踊り子かい? 一晩いくらだ?」
アクア「はぁ? あたしは女神よ。この服は女神の正装。踊り子じゃあないわ。あんたなんかに買えるような女じゃないわよ!」
男A 「ほお、女神かそいつはいいな。ますます欲しくなった。いくらだい?」
アクア「だから、身体は売ってないわよ。その辺の女と一緒にしないで!」
男A 「良いから、ついてこいって」

男はあたしの腕をつかんだ。

アクア「汚らわしい手で触らないで」

あたしは男の手を勢いよく払った。男はそれを見て表情を変えた。
男A 「はっ、やってくれるじゃねぇか」
男B 「え、何? 歯向かうの?」
男C 「へぇ、良い面してんじゃん」
男D 「連れてこうぜ」

アクア「ちょ、ちょっと、なによ、あんたたち!」
男A 「抵抗すんなよ、おら!」
アクア「ぐふぁっ!」

あたしは男から腹パンをくらった。あまりの痛さに気を失った。